レクサス最小SUVのLBXは、420万円からという価格だけ見るとかなり強気だ。では同価格帯の輸入コンパクトSUV、MINIカントリーマンやAudi Q2と比べても選ぶ価値はあるのか。価格、サイズ、燃費、装備のバランスからLBXの実力を見ていきたい。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、BMW、ミニ、アウディ
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まず価格から整理しよう。LBXの通常ハイブリッド系は“Elegant”の420万円から、“Cool”“Relax”の486万円まで。いっぽうMINIカントリーマンはC SELECTが480万円、Cが518万円、Dが523万円、S ALL4が582万円、JCWは683万円だ。Audi Q2は35 TFSI advancedが442万円、35 TFSI S lineが480万円、35 TDI quattro advancedが473万円、35 TDI quattro S lineが511万円。SQ2は659万円のスポーツ枠となる。
価格だけ見ると、LBXはQ2とかなり近い。MINIカントリーマンはエントリーでも480万円からで、ひとクラス上の価格感だ。ただしサイズも違う。LBXは全長4190mm、全幅1825mm、全高1545mm。Q2は全長4200mmから4205mm、全幅1795mm、全高1520mmから1530mmで、かなり近いコンパクトSUVだ。
一方、MINIカントリーマンは全長4445mm、全幅1845mm、全高1660mm、ホイールベース2690mm。これはLBXより255mm長く、115mm高い。後席や荷室の余裕、SUVらしい存在感ではMINIが有利だ。しかもデザインの個性は強烈。輸入車らしい華やかさ、ブランドの遊び心を求めるなら、MINIはやっぱり魅力的だ。
Audi Q2はモデル終盤ではあるが、バーチャルコックピットプラスやLEDヘッドライトなどを備え、都会的でシャープな雰囲気がある。1.5Lガソリンの35 TFSIはWLTCモード15.7km/L、2.0Lディーゼルの35 TDI quattroは16.9km/L。輸入コンパクトSUVらしい走り味やデザインを重視する人には、いまでも十分刺さる。
LBXの強みは燃費と装備密度!! 小さな高級車として勝負できる
ではLBXは輸入勢に勝てるのか。結論からいえば、「個性」ではMINI、「輸入車感」ではQ2に譲る場面がある。しかし、日常での総合力ならLBXはかなり強い。
最大の武器は燃費だ。LBXは1.5Lエンジン+ハイブリッドシステムを搭載し、WLTCモード燃費は2WDで27.7km/L、AWDで26.2km/L。“Elegant”なら2WDで28.0km/L、AWDで26.4km/L。プレミアムSUVでこの燃費はかなり立派。しかもレギュラーガソリン仕様なので、ハイオク指定の輸入ガソリン車に対して維持費面でも有利だ。
装備も濃い。LBXは9.8インチディスプレイオーディオ、パワーバックドア、パノラミックビューモニター、レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシストなどを全車標準とする。最廉価の“Elegant”でも「安いグレード感」が薄いのがいい。
もちろん、MINIカントリーマンの広さや存在感、Audi Q2の欧州車らしい走り味に惚れたなら、LBXでは代わりにならない。だが、街乗り中心で扱いやすく、燃費がよく、装備が充実し、内外装の質感も欲しいならLBXはかなり現実的だ。
つまりLBXは、輸入コンパクトSUVを真正面からねじ伏せるクルマではない。派手さより精度、クセより上質、見栄より毎日の満足感で勝負する1台だ。MINIやQ2に憧れつつ、維持費や安心感まで冷静に見る人ほど、LBXの強さに気づくはずだ。
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