トランプ関税への対応策として米国製乗用車認定制度を急遽策定し、米国からの自動車輸入を簡便にした結果、日本の自動車ユーザーは思わぬ恩恵にあずかった。規格外の超大型ピックアップ、トヨタ タンドラが日本上陸をはたすのだ!!
※本稿は2026年4月のものです
文、CG:ベストカー編集部/写真:トヨタ、小林岳夫、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年5月26日号
トヨタ製の黒船が日本にやってくる!
トランプ関税問題の対応策として保安基準の改正により実現した米国製乗用車認定制度。
さっそくトヨタが対応したのがタンドラの日本国内導入だ。まずはトヨタモビリティ東京を通じての発売開始だが、2026年夏以降、全国での販売が予定されている。
タンドラは米国テキサス工場で生産されるフルサイズピックアップ。ボディサイズは全長5930mm、全幅2030mm、全高1980mmというビッグサイズ。……と言われてもピンとこないだろうから、下のCGを見ていただきたい。3700mmのホイールベースに軽自動車が収まってしまうし、ロードスターのドライバーの目線の高さはタンドラのタイヤの位置である。

大きいと感じるランクル300と比べても全長は945mmも長く、幅は50mmも広く、55mmも背が高い。これが本場のピックアップのサイズなのだ。
タンドラの基本プラットフォームはランクルシリーズと同じGA-F。堅牢なラダーフレームを使い、ホイールベースを3700mmまで延長している。フロントサスはダブルウィッシュボーンでリアサスはマルチリンクの独立懸架となるのがランクルとの違い。
価格もビッグにやはり1000万円超え!
エンジンは3445ccのV6ツインターボ(V35A型)なのでランクル300やレクサスGX500と同じ。最高出力は394psで最大トルクは66・1kgmを発揮する。駆動方式はパートタイム4WDである。
導入されるモデルはガソリンエンジン仕様のみで後席の広い「クルーキャブ」と呼ばれるボディタイプ。「1794Edition」というグレードで、左ハンドルだ。
今回の特例法を活用した北米生産車両の導入は、灯火類やメーター表示の国内基準対応などを除いて基本的には北米仕様をそのまま輸入するというのがポイント。
データ通信モジュールが国内対応していなかったり、表示が英語のみだったり、エアコン温度表示が華氏(°F)だったりとアメリカンな雰囲気を味わえるのも面白い。
価格は1200万円。レクサス GX500とほぼ同価格を高いとみるか、そんなことよりも「まんまアメリカン」なフルサイズピックアップの魅力を味わう対価としての価値観とみるか?
それにしても、あえてフルサイズピックアップのタンドラを特例法対応車として日本導入車と決めたトヨタの英断に感謝だ!
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