もしかして「化石語」を使ってない? “おじさん認定クルマワード”5選

クルマ出せる?

もしかして「化石語」を使ってない? “おじさん認定ワード”5選
「クルマ出せる?」は単なる車両提供ではない。そこには「運転込みで頼む」という昭和の暗黙ルールが潜んでいた……

 昭和生まれのおじさんに「クルマ出せる?」と言われた場合、「え? あなたの駐車場から??」などと思わないでほしい。

 この時代の「クルマを出す」は、クルマを所有している人が輸送手段として「クルマを貸し出す」という意味。

 例えば旅行の相談をしている場合に、「○○くん、クルマ出せる?」は、「キミのクルマで行こう」の意味だが、多くの場合そこに「キミの運転で」も含まれているので要注意!

とりあえず暖機しとくか

もしかして「化石語」を使ってない? “おじさん認定ワード”5選
1980年代半ば以前のキャブ車は暖機が必須。金属の熱膨張差が大きかった時代の、クルマをいたわる大切な儀式だった

 インジェクション車ならまだしも、それ以前のキャブレター車となると走行開始前にしばらくエンジンを温めてからじゃないとギクシャクしてまともに走れなかった。

 なので、特に寒い朝などは「とりあえず暖機しとくか……」と、停止状態でエンジン稼働(暖機)させる必要があったのだ。

 当時のエンジンは鋳鉄(ちゅうてつ)製シリンダーにアルミピストンの組み合わせが普通で、鉄とアルミで異なる熱膨張率によってシリンダーとピストン間のクリアランスは多め。

 さらに加工技術も今ほど高くないため、シリンダーとピストン間に限らず各部のクリアランスが適正値になるためにはある程度エンジンが温まってから本格稼働させる必要があった。

 対して現代のクルマは冬の寒い朝でも暖機なしでスムースに走り出すことが可能だが、これは現代と当時の加工技術の違いやエンジン制御技術の差と言える。

 現代のクルマでは、多くのセンサーからの情報により、点火時期や燃料噴射量、バルブタイミングなども常に最適となるように制御される。

 よって、停止状態でエンジンをしばらく稼働させるような「暖機運転」は基本的には必要ない。ただし、「いきなり全開!」はエンジンをいたわるならやめたほうがいい。

 エンジンを始動させ、ある程度の時間(10〜15分)走ってエンジンが適正温度になるまではゆっくり優しく走りつつ暖機する(暖機走行)のが「現代の暖機方法」と言えるだろう。

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オレ、昔はMTしか乗らなかったから

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「昔はマニュアル(ミッション)しか乗らなかった」というセリフは、AT限定免許取得者へのマウントや走り屋の武勇伝になりがちだ

 これ、「MT(エムティー)」ではなく話し口調では「オレ、昔はマニュアルしか乗らなかったから」と言うが、もう少し古いおじさんでは「オレ、昔はミッションしか乗らなかったから」と言う人も多い。

 MTとATはそれぞれ「マニュアルトランスミッション」と「オートマチックトランスミッション」の略で、ともに「ミッション」はあるのだが、なぜかMT車のことを「ミッション」と呼んでいた人が多かった。

 さて、この「オレ、昔はマニュアルしか乗らなかったから」はAT限定免許所持者に対する「MTマウント」や、「昔は走り屋だったんだ」の走り屋もしくは武勇伝マウントの場合が多い。

 ただし、林業や農業を生業にされている方では急峻な山道を走る必要から、昔も今もMT車じゃないとダメという人もいるので、すべてが「マウント行為」ではない場合もあるので要注意!

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