改良型ノア/ヴォクシーは、見た目や装備だけでなく走りの質感にも手が入っていた。ハイブリッド一本化で価格面のハードルは上がった一方、静粛性や乗り心地では乗るとわかる進化もある。惜しい装備の見送りも含めて、改良型ヴォクシーS-Zのドライブフィールを本音で確かめていく!
文:GOOD CARLIFE Channel/ゼミッタ・徳田悠眞/画像:トヨタ
【画像ギャラリー】フロントまわり刷新でよりカッコよくなったぞ! 新しくなったノア/ヴォクの内外装をイッキ見!(20枚)画像ギャラリー改良されたヴォクシーにさっそく乗ったぞ!
一部改良と言いつつも、動的面まで手を加えてきた改良型ノア/ヴォクシー。いち早く試乗できたのでドライブフィールの魅力と不満を本音でレポートする。サイレント改良もあった!?
乗ったのはヴォクシーS-Zの2WDモデル。ガソリン車はカタログ落ちとなり、ハイブリッド一本化となった。トヨタはカーボンニュートラルの実現に向けてと謳うが、それに伴ってエントリープライスもアップ。S-G(2WD)で375.1万円からとなる。
パワートレーンは1.8L直4エンジン×第5世代ハイブリッド。システム最高出力140psを発生し、登場初期と同じシステムを採用する。だが、明らかに電動感が増している。EVモードでの走行比率が高まり、より静かに巡行できるようになった。
惜しい部分も目立つ……
とはいえ、公式発表はないため、あくまで筆者の感覚によるものと付け加えておく。パワー感は必要十分ながら余裕なし。信号待ちで先頭からスムーズに加速したい場面や、追越し&合流などで踏み込むシーンではモアパワーと感じる。
プリウスに採用する2.0Lハイブリッド(システム最高出力196ps)が羨ましい……。なお、燃費は改良前からやや向上(23.0km/L→23.4km/L ※S-Z、2WD車)。空力に大きな影響を及ぼすデザイン変更はないため、やはりパワートレーンが進化したのか……?
ブレーキホールドにメモリー機能が付かなかったのは惜しい。誰もが安心して気楽に乗れるミニバンなのだから付けてほしかった。ちなみに、改良型アクア&シエンタには実装済み。ヒエラルキー的にもどうかと思う。また、スムーズストップ機能の採用も見送り。ここも先の理由と同様だが、誰がハンドルを握っても皆がリラックスできるためにも欲しかった。
静粛性の改善を行ったそうだが、その点はどうか。Mクラスミニバンと言えばドライブフィールよりも使い勝手や装備にコストを掛ける印象で、走りは二の次と思いがち。実際に所有していたノア・ステップワゴン・セレナのいずれも満足のいく静粛性ではなかった。
【画像ギャラリー】フロントまわり刷新でよりカッコよくなったぞ! 新しくなったノア/ヴォクの内外装をイッキ見!(20枚)画像ギャラリー以外にも静粛性はアップ?!
しかし、改良モデルはロードノイズが低減している。現オーナーであれば違いに気付くはず。ノイズの侵入経路に防音材等を最適配置したそうだが、乗員の快適性を向上させる目的でカイゼンしたのだろう。
もう一つは乗り心地の向上だ。ショックアブソーバーの減衰力が最適化された。ぶっちゃけると、静粛性の違い以上に体感しやすいのではと思う。段差を通過した際のショックがマイルドになり、内装材が軋み音を上げることは無くなった。
とはいえ、17インチホイールを装着するため、硬めのフィーリングが残る。セレナがトップグレードでも16インチに留めたのは英断だと思うが、乗り心地を重視するなら競合他車も追随してほしいところだ。
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