フォレスターのストロングハイブリッドは高くない? プレミアムS EXとXブレークS EXの価値

フォレスターのストロングハイブリッドは高くない? プレミアムS EXとXブレークS EXの価値

 スバル フォレスターのストロングハイブリッドは、価格だけ見ると確かに安くはない。XブレークS EXは452万1000円、プレミアムS EXは464万2000円だ。しかし、燃費、AWD、アイサイトX、アウトドア実用性まで含めて見ると、単なる高額グレードではない。ターボとは違う価値を持つ上級フォレスターだ。

文/写真:ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】上質なフォレスタープレミアムS EXか、アクティブ感満載なXブレークS EXか!? アウトドア味あふれるタフショットをイッキ見!(21枚)画像ギャラリー

燃費と電源装備で見ると、ストロングハイブリッドの価値は濃い

フォレスター プレミアムSHEV EX。プレミアムと名がつくだけあって内外装・機能・性能どれも豪華だ
フォレスター プレミアムSHEV EX。プレミアムと名がつくだけあって内外装・機能・性能どれも豪華だ

 フォレスターの5月21日商品改良で注目されたのは、1.8L直噴ターボにツーリング系が追加されたことだ。ツーリングEXは399万3000円で、アイサイトXまで搭載する。これがかなり強いだけに、452万1000円からのストロングハイブリッドは「ちょっと高いのでは?」と感じる人もいるだろう。

 ただし、燃費を見ると話は変わる。ターボ系のWLTCモード燃費は13.6km/L。一方、XブレークS EXは19.1km/L、プレミアムS EXは18.5km/Lだ。長距離移動や日常の通勤、週末のレジャーまで走行距離が伸びる人ほど、この差はじわじわ効いてくる。

 さらに、今回の商品改良でストロングハイブリッド搭載グレードにはAC100V/1500Wアクセサリーコンセントが標準装備となった。キャンプ場で家電を使う、車中泊で電源を確保する、災害時の備えにする。フォレスターのタフなキャラクターを考えると、この装備はかなり相性がいい。単なる低燃費モデルではなく、家族の行動範囲を広げるSUVと考えるべきだ。

選ぶならアウトドア派はXブレークS EX、上質派はプレミアムS EX

フォレスターXブレークSHEV EXはプレミアムS EXとややグリルの意匠などが異なる
フォレスターXブレークSHEV EXはプレミアムS EXとややグリルの意匠などが異なる

 では、XブレークS EXとプレミアムS EXはどう選ぶべきか。価格差は12万1000円。XブレークS EXはアクティブさを前面に出したグレードで、SUVらしいタフ感を求める人に向く。撥水性のある内装やアウトドア向けの雰囲気を重視するなら、こちらが本命だ。燃費も19.1km/Lと、ストロングハイブリッド勢ではもっともいい。

 一方のプレミアムS EXは、上質感を重視する人向け。落ち着いた内外装と快適装備で、ファミリーカーとしての満足度を高めてくれる。泥や雪よりも、街乗り、旅行、高速道路での快適性を重視するならプレミアムS EXのほうがしっくりくる。

アイサイトアシストモニターは視線を外さずに確認できるよう配置されている
アイサイトアシストモニターは視線を外さずに確認できるよう配置されている

 もちろん、価格だけで選ぶならツーリングEXの存在は強烈だ。400万円を切ってアイサイトX付きというのは、フォレスター全体でもかなりの買い得グレードだ。しかし、燃費、電源、静かで余裕ある走り、そして長く使う道具としての安心感まで求めるなら、ストロングハイブリッドは高いだけではない。

 結論として、フォレスターのストロングハイブリッドは“安くはないが、理由のある高さ”だ。アウトドアを楽しむならXブレークS EX、上質な家族SUVとして乗るならプレミアムS EX。どちらも、フォレスターをただのSUVではなく、頼れる生活ギアに変えてくれる存在である。

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