まさかの大逆転劇!! スズキが国内販売2位になれた秘密とは? ホンダ超えを実現した5つの要因を解説

スズキの現在の勢いはまだ続くのか?

電動化、先進化が急速に進むと、規模の小さいスズキとっては不安材料が一気に増える
電動化、先進化が急速に進むと、規模の小さいスズキとっては不安材料が一気に増える

 驚くほどの粘り腰で成長を続けるスズキ。だが、企業規模が小さく、技術開発で主導権を握る立場というわけでもないため、打つ手を間違えるとたちまち危機に瀕するという不安定さが常につきまとう。

 世界販売は顧客中心主義を貫くという姿勢が崩れない限り、急減する可能性は小さい。

 スズキは先進技術の多くを他社や部品メーカーに依存しているが、低価格帯のクルマにそれらが下りてくるのはコモディティ化が進み、価格がこなれてからのことなので、大きな問題にはならないだろう。

 が、それで安泰とならないのがスズキの難しいところだ。リスクの最たるものは世界で進行している猛烈なインフレだ。

 その影響を受けるのはスズキだけではないが、販売価格の低いクルマほどその影響を強く受けるため、グローバルで小型車中心のスズキがインフレへの抵抗性を高めるのは容易ではない。

 小型車中心であることは大幅なコストアップ要因である電動化についても難しい対応を迫られることになる。今は電動化のペースが落ちているが、今後の燃料価格次第ではクルマのエネルギー転換ニーズが再び高まる可能性もある。

 もちろんスズキもそれを読んで電動化を推進しているが、小型EVを顧客の手が届く価格で販売できるかどうか、また中国勢をはじめとする新興勢力に勝てるかどうかは未知数だ。

 世界情勢の変化も逆風になり得る。スズキはインドからの輸入拡大など生産のグローバル化を進めているが、それが奏功するかどうかは為替と物流次第だ。

 これらの懸念材料をどう吹き飛ばしていくのかに要注目である。

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