ヴォクシーはアルファード未満で満足できる? 大きすぎない上級感を狙う人の現実解

ヴォクシーはアルファード未満で満足できる? 大きすぎない上級感を狙う人の現実解

 アルファードに憧れはある。でも価格もサイズも、ちょっと大きすぎる。そんな人にこそ現行ヴォクシーは刺さる。ミニバンらしい広さと押し出し感を備えつつ、日常で持て余しにくいサイズ。上級感と現実感のちょうどいい交差点だ。

文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ、ベストカーWeb編集部

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アルファードは憧れ!! でも毎日使うならサイズと価格が効く

現状ミニバンとして最も人気があると言っても過言ではないアルファード
現状ミニバンとして最も人気があると言っても過言ではないアルファード

 アルファードは文句なしに立派だ。全長4995mm、全幅1850mm、全高1935mmまたは1945mmというボディは、もはや移動するラウンジ感すらある。後席のゆとり、存在感、高級感。どれも圧倒的で、家族ミニバンというよりショーファーカー寄りの世界だ。

 ただし、誰にとってもそれが最適とは限らない。最廉価級でもGハイブリッド2WDとZガソリン2WDが559万9000円から。Zハイブリッド2WDなら639万9800円まで上がる。さらに全幅1850mmのボディは、都市部の駐車場や細い道で気を使う場面もある。憧れは強いが、毎日の送迎、買い物、通勤で使うとなると「本当にここまで必要か?」という冷静な声も出てくる。

 そこでヴォクシーだ。全長4695mm、全幅1730mm、全高1895mm。アルファードより全長は300mm短く、全幅は120mm狭い。この差は数字以上に効く。スーパーの駐車場、住宅街のすれ違い、立体駐車場まわりでの緊張感がかなり違う。しかも3列シートと両側スライドドアを備え、家族用途の基本はしっかり押さえている。

ヴォクシーS-Zなら“高すぎない上級感”がちょうどいい

アルファードとまではいかなくとも、ヴォクシーは十分な高級感を持ち、さらに家族での使い勝手の良さまで備えている
アルファードとまではいかなくとも、ヴォクシーは十分な高級感を持ち、さらに家族での使い勝手の良さまで備えている

 現行ヴォクシーは2026年5月の一部改良後、ハイブリッド専用となった。上級のS-Z 2WDは412万7200円で、WLTCモード燃費は23.4km/L。S-G 2WDなら375万1000円、23.6km/Lだ。アルファードGハイブリッド2WDの18.8km/L、Zガソリン2WDの10.9km/Lと比べると、日々の燃費面でもヴォクシーの現実味はかなり強い。

 もちろん、アルファードの豪華さをそのままヴォクシーに求めるのは違う。だがS-Zなら、12.3インチTFTカラーメーター、合成皮革+ファブリック表皮、快適温熱シート、リアオートエアコンなど、乗るたびにうれしい装備がそろう。見た目もエアロ系で押し出しが強く、ノアよりも少し濃い。家族車なのに生活感を薄めてくれるあの感じがいい。

 結論として、アルファードの圧倒的な高級感が欲しいなら素直にアルファードだ。ただ、価格、燃費、取り回し、家族の使いやすさまで含めて考えるなら、ヴォクシーS-Zはかなりうまい落としどころ。アルファード未満というより、日常で気兼ねなく使える上級ミニバン。大きすぎない贅沢を狙うなら、ヴォクシーはまさに現実解だ。

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