国内自動車メーカーは販売の主軸を海外へと移している。しかし、そんな中でも国内ユーザーに向けて、各社が「日本のためのクルマ」をしっかりと作ってくれている。ここでは日産が作る日本のためのクルマトップ5を見ていこう。
※本稿は2026年5月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
日産の日本貢献車トップ5
以前の日産は、キューブやティーダなど、魅力的なコンパクトカーを豊富に用意した。しかしこれらは廃止され、2025年の日産の国内販売台数は、2005年のわずか47%だ。メーカーの国内販売順位も5位と低迷する。
そのなかで日本向けの日産車として最も注目されるのは、コンパクトカーのノート&ノートオーラだ。
後者はボディを3ナンバーサイズに拡幅した上級モデルで内装も上質だ。モーターの動力性能を高めて装備も充実する。
ノートオーラの価格はノートよりも約49万円高いが、その内の30万円以上は装備の追加で埋まり、約20万円で内外装を上質にして走りも向上させた。
ノートとセレナの間が課題だが……意外と奮闘中!
2位はセレナ。日産にはコンパクトミニバンがなく、セレナの標準ボディは、広い室内を備えながら5ナンバー車だ。しかも3列目は、ノアやステップワゴンよりも広くシートアレンジも多彩だ。日本のミニバンユーザーのニーズを幅広く満足させて人気を高めた。
3位は電気自動車のサクラ。日本では総世帯数の40%が集合住宅に住み、自宅に充電設備を設置しにくい。電気自動車を使いやすいのは一戸建ての世帯で、買い物などに使う軽自動車を併用する。
サクラはこのニーズに応えて、軽自動車規格の電気自動車とした。日本の用途に最適で、一時は国内で売られる電気自動車の約40%がサクラになった。
4位はフェアレディZ。パワフルな後輪駆動のスポーツカーで、日本のクルマ好きなら誰もが知っている伝統ある車種だ。
5位はルークス。全高が1700mmを超えるボディにスライドドアを備えた軽自動車で、ルークスは居住性だけでなく走行安定性も優れる。日産らしさが濃厚だ。
●日産の国内ユーザーへの貢献度:★★☆☆☆
国内で売られる日産車は、生産総数の約13%と少ない。コンパクトミニバンなどが必要だ。
●主な日本専売車……サクラ、デイズ、ルークス






















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