ミニバンは欲しい。でも大きすぎるのは困る。そんな人に刺さるのがスズキ ソリオだ。全長3810mm、全幅1645mmの扱いやすい5ナンバーサイズながら、両側スライドドアと広い室内を備える背高コンパクト。これはもう「小さなミニバン」と呼んでいいのか? 現行ソリオの実用力を見直したい!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ミニバンじゃないのに広すぎ! ソリオの室内空間を写真でチェック!(10枚)画像ギャラリー5人乗りでも使い勝手はかなりミニバン級
ソリオは3列シート車ではない。だから厳密にいえばミニバンそのものではないのだが、日常の使い勝手はかなりミニバン寄りだ。最大の理由は、背の高いボディとスライドドアの組み合わせにある。
ボディサイズは全長3810mm×全幅1645mm×全高1745mm。普通のコンパクトカーより背が高く、全幅は5ナンバー枠に余裕で収まる。しかも最小回転半径は4.8mだから、住宅街やスーパーの駐車場でも扱いやすい。この「小さくて四角い」感じが、ソリオの強みだ。
室内寸法は室内長2500mm、室内幅1420mm、室内高1365mm。数字だけ見ても、前後席の距離感にはかなり余裕がある。リアシートはスライドとリクライニングが可能で、足元を広く取ることも、荷室を広げることもできる。5人乗りのコンパクトカーとしては、かなり家族目線の作り込みだ。
さらにセンターウォークスルーも効く。前席から後席へ車内で移動しやすく、子どもの世話や荷物の出し入れで地味に助かる。こういう部分は、まさにミニバン的な便利さだ。
192万6100円から狙える生活密着型コンパクト
現行ソリオは2025年1月の一部仕様変更で、フロントマスクを刷新。パワートレインもZ12E型1.2Lエンジン+CVTとなり、全車マイルドハイブリッド化された。WLTCモード燃費は2WDで22.0km/L、4WDで20.7km/L。背高ボディでスライドドア付きと考えると、なかなか優秀な数字だ。
価格はHYBRID MG 2WDが192万6100円から。中間のHYBRID MX 2WDは205万1500円、上級のHYBRID MZ 2WDは224万8400円となる。ミニバンを買うとなれば300万円台も珍しくない時代に、200万円前後からスライドドア付きの広いクルマが狙えるのは大きい。
安全装備も進化している。デュアルセンサーブレーキサポートIIを採用し、車線維持支援機能も標準装備。HYBRID MZには電動パーキングブレーキやブレーキホールドも備わる。大きなミニバンほどの威張り感や3列目はないが、毎日の送迎、買い物、週末の外出にはちょうどいい。
結論として、ソリオは「小さなミニバン」といっていい。ただしそれは3列シートの代替ではなく、ミニバン的な使いやすさをコンパクトな5人乗りに凝縮した存在、という意味だ。大きすぎない、でも狭くない。この絶妙な立ち位置こそ、ソリオが長く支持される理由だ。
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