ハイブリッド車は「乗るだけで燃費がいい」と思われがちだが、その性能を最大限に引き出すには運転や装備の使い方にもコツがある。特にヒーターやエアコンの使い方、減速時のブレーキ操作は、ガソリン車とは考え方が異なるポイントだ。今回は意外と知られていない、ハイブリッド車とエンジン車それぞれの燃費アップ術を紹介する!
※本稿は2026年5月のものです
文:国沢光宏/写真:ベストカー編集部、AdobeStock
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
ハイブリッド車と純エンジン車のシステムの違いによる燃費テクニック
基本的に運転方法は同じでいい。大きく違うとすればヒーター。ハイブリッド車でヒーターを入れると積極的にエンジンを暖めようとするため、信号で止まってもエンジンが回ったままになってしまう。
したがってハイブリッド車で冬場ヒーター入れたまんまチョイ乗りする人は、普通エンジン車と同じくらいの燃費になる。寒い日は水温計が動き出すまでヒーターを入れないこと。
寒冷地で高速道路に乗らないのなら、冬場はラジエターを半分くらい覆ってしまうのもいい。シートヒーターなどついていれば、ヒーター使わず頑張ってみることを薦めておく。夏場のエアコンは純エンジン車より燃費ダウンが少ない。信号待ち中も効く。ガマンせず使ってよろしい。
「ハイブリッド車は回生の活用で燃費が伸びる」のはウソ?
ハイブリッド車で回生を活用すると燃費が伸びるなどと言う人は、システムをまったく理解していないんだと思う。
ブレーキを踏むとモーターを発電機に切り換え、電力はインバーターを経由してバッテリーに蓄えられる。その電力を加速時、インバーターを通してモーター駆動に使うのだけれど、走行エネルギーの100%は回生できない。したがってハイブリッド車であっても、ブレーキを踏む回数は減らすべきである。
また、急なブレーキを掛けると、発電した電力の数分の1しか回生できない。発電してもバッテリーに貯められないからだ。ブレーキ踏む時はジンワリと長く踏むこと。エネルギーメーターの回生側が振り切れないような優しい減速をしていただきたい。
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