え、そんなにオモロイ技術使ってたの!? イマ、最も挑戦しているクルマたち3選

え、そんなにオモロイ技術使ってたの!? イマ、最も挑戦しているクルマたち3選

 1960年代、世界を視野に入れた日本車の挑戦の歴史が始まった。年代ごとに大きな足跡を残しつつ、2020年代の今も日本車の挑戦は絶えることなく続いている。ここでは、未来に向けて特に注目したい現在の日本車の挑戦を見てみよう。

※本稿は2026年5月のものです
文:渡辺敏史/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年6月26日号

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未来へ向けた日本車の挑戦

新型日産 エルグランド(e-4ORCE&E2Eプロパイロット)。旗艦ミニバンとして失敗は許されない新型エルグランド。日産が今持ちうる最上・最先端を詰め込んだ、復権に挑むモデルだ
新型日産 エルグランド(e-4ORCE&E2Eプロパイロット)。旗艦ミニバンとして失敗は許されない新型エルグランド。日産が今持ちうる最上・最先端を詰め込んだ、復権に挑むモデルだ

 未来を見据えてのクルマの競争領域といえば、やはり筆頭はパワートレーンの電動化、次いで自動運転などの先進運転支援システムということになるだろうか。その2点が大きな売りとなるのが、間もなく発売が始まる新型エルグランドだ。

 第三世代となる新しいe-POWERはモーター&インバーターや減速機などを一体構造とする5-in-1パッケージと、発電に徹するエンジン本体の高効率化も組み合わせて、高級車らしい余裕と静かさを感じさせながら2t超えの車体を走らせる。

 e-4ORCEならではの操安性や運動性能の高さにも電動化ならではの未来が感じられるだろう。

 加えて新型エルグランドには、ルールベースではなくAI認知判断をベースとするE2Eの新型プロパイロットが2027年に搭載される予定となっている。そのプロトタイプには試乗機会があったが、素早く正確な実践力は自動運転へと繋がるADASの、久々の大きな進化を期待させるものだった。

 こうして自動運転技術がいよいよレベル3の向こうを窺い始めると、前席を含めた車室全体をどう使うか、その空間価値を各メーカーは競い始めることになる。

ホンダとトヨタのオモロイ技術は!?

レクサス RZの運転席。上下がカットされたバタフライ(蝶)形状が特徴的だ
レクサス RZの運転席。上下がカットされたバタフライ(蝶)形状が特徴的だ

 そこで求められる技術が、本体を格納することも可能となるステアリングのバイワイヤー化だ。それに先鞭をつけるために、トヨタは足掛け8年の歳月を費やして研究開発を重ねてきた。その集大成となるのがRZのヨーク型ステアリングだ。世界に先駆けた実のある未来への挑戦として評価できる。

 パワートレーンの電動化に伴い、クルマを操る愉しみをどう表現するかという点も各社の課題となっている。

ホンダ プレリュード。ハイブリッドで走りの愉しさを追求。S+シフトはさらに広がりを見せる
ホンダ プレリュード。ハイブリッドで走りの愉しさを追求。S+シフトはさらに広がりを見せる

 ホンダはS+シフトによって音や振動を上手くコントロールしながら変速する愉しみを表現している。e:HEVがゆえに搭載されるエンジン本体の素性のよさも相まって、単にギミックでは片付けられないライブ感を味わわせてくれるのは、走りのホンダの真骨頂と言えるだろう。

 と、こういった要素技術は当然トヨタでも研究は進めている。今の彼らの強さは効率や親和だけでなく、人々がクルマに託す愉悦的な部分にも膨大なリソースが注ぎ込めることだ。全方位で挑戦を続けるトヨタは傍目にも頼もしい。

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