2026年1月に大幅改良された三菱 デリカD:5は、待望の8インチカラー液晶メーターを全車に標準装備した。発売から19年目を迎え、古さが目立ち始めていた運転席はどこまで現代化されたのか? 表示機能から操作性、内装の仕立てまで確認してみよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】インパネまわりに注目!! ユーザーの意見から手垢目立たない色になっているんです(5枚)画像ギャラリー8インチ液晶でS-AWCの働きまで見える!
最大の進化は、やはり8インチフルカラー液晶のコンビネーションメーターだ。表示コンテンツと設定機能を拡充し、必要な情報を見やすく整理。ようやく約500万円級のクルマにふさわしい先進感を手に入れた。
単に速度や燃費を表示するだけではない。新採用のS-AWCが前後輪へどれだけ駆動力を配分しているか、左右輪のブレーキを使うAYCがどの程度働いたかをピーク値で確認できる。普段は裏方に徹する四輪制御を“見える化”したのが面白い。
さらに、ECO、NORMAL、GRAVEL、SNOWのドライブモードに連動して表示演出も変化する。シフトレバー脇のダイヤルを回せば、選んだモードを目の前で確認可能。パーキングセンサーが検知した障害物のおおよその位置もメーターに表示するため、先進感だけでなく安全性にも効く進化だ。
ギア感はアップ! ただし全面刷新ではない
インストルメントパネルとドアトリムには金属調アクセントパネルを採用した。一般的なミニバンが木目調や光沢仕上げで高級感を狙うのに対し、デリカD:5は工具のような“ギア感”を強調。アウトドア用品が似合うコックピットへ仕立てている。
センターパネルは、傷が目立ちにくいダークグレーへ変更。最上級Pではカーキ色のステッチを使った撥水機能付きスエード調素材と合成皮革のコンビネーションシート、アルミペダルも装備され、見た目と実用性の両方を高めた。
充電環境も改善され、インパネ下部とフロアコンソールにUSB Type-Cを各2口、合計4口用意。スマートフォンやタブレットを家族で同時に充電しやすくなった。
一方、運転席まわりの基本レイアウトや物理スイッチを生かした操作系は大きく変えていない。ナビも全車標準ではなく、オーディオレス+6スピーカーが基本だ。巨大ディスプレイを並べた最新ミニバンのような華やかさはない。
それでも、視線移動が少ない物理スイッチや握りやすいシフトレバーは、揺れる悪路でも扱いやすい。2026年型の運転席は全面刷新というより、使い慣れた道具を液晶メーターとS-AWC表示、USB Type-Cで現代化したもの。派手さより機能を選ぶデリカD:5らしい進化なのだ。
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