かつて三菱のSUVラインアップに、絶妙なサイズ感とキャラクターで支持を集めたモデルがあった。それがパジェロイオだ。復活が予定される新型パジェロ。その一方で、シリーズ展開の行方をめぐって密かに注目を集めるなか、今になってパジェロイオを求める声が高まっている!? 本家とはひと味違う絶妙な立ち位置と今の時代だからこそ欲しくなる理由を改めて探る!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部、三菱
【画像ギャラリー】パジェロイオらしさはある!? エクスフォースの運転席と比較してみた!(12枚)画像ギャラリー多くのユーザーが復活を期待する“パジェロイオ”
今秋に待望の復活が予定されている三菱のフラッグシップSUVパジェロ。その新型パジェロの復活が正式にアナウンスされた今年5月の「2030年代に向けた新中長期ビジョン」の発表の中で、パジェロをシリーズで展開するという発表もあったのだ。
現時点ではどんなパジェロシリーズが登場するのかはハッキリと発表されていないものの、当時のスライドでは大中小と3つの異なるサイズのシルエットが描かれており、いうまでもなく大は本家のパジェロ、そして小は軽自動車規格のパジェロミニとなることは確実視されている。
では中サイズのパジェロが何になるのか気になるところだが、意外と復活を求める声が多いのが、1998年から2007年まで販売されていたパジェロイオだ。
専用設計だったけど、モノコックでちょうどいい感じだった!?
パジェロイオはそれまでのパジェロジュニアの後継車種として登場したが、パジェロジュニアがパジェロミニをベースに外板パネルで普通車サイズとしていたのに対し、パジェロイオは専用設計のシャシーを採用して登場。
当初は3ドアのみだったが、登場直後に5ドアモデルも追加され、4WDシステムは本家パジェロのものを小型軽量化して簡素化したスーパーセレクト4WD-iを搭載し、必要に応じてトランスファーレバーを用いて駆動方式を切り替えることができるようになっていた(一部グレードではセンターデフ式フルタイド4WDを搭載)。
そんなパジェロイオは本家パジェロに近しいクロカンSUVらしい威風堂々としたスタイルはそのままに、日常使いでも過不足のない5ナンバーサイズとし、エンジンも1.8L~2Lと経済的。
そしてシャシーもビルトインフレーム構造のモノコックを採用していたことで、オンロードでの乗り心地も乗用車よりだったことで、そこまでガチなオフロード性能は必要ないけれど、イザという時に余裕が欲しいというファミリーユースのユーザーから支持を集めていたというワケだ。
また同時期のパジェロ(3代目)は更なる上級移行によってスタート価格がほぼ300万円(のちに250万円に値下げ)だったのに対し、パジェロイオは160万円ほどから狙うことができたというのも大きな理由だった。
今秋に登場する新型パジェロも、更なる上級以降がなされることは確実で、価格もグッと高まると予想されているだけに、手の出しやすい価格のパジェロイオのようなモデルの必要性はより高まると言えるのではないだろうか。
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