雪国でSUVを選ぶなら4WDは外しにくい。とはいえ車両価格の上昇が続く今、冬装備やナビまで加えると300万円を超えるクルマも珍しくない。そんななかスズキ フロンクスは、2025年9月の仕様変更後も4WDで273万9000円。安さの裏で何かを我慢するのかと思いきや、むしろ雪国向け装備の充実ぶりが光る。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】雪国でも安心できるSUVは全部盛りのフロンクスか!? スズキが誇る豪華装備をじっくりチェック!(11枚)画像ギャラリー19万8000円で4WDと雪道専用3モードを追加
フロンクスの2WDは254万1000円、4WDは273万9000円。その差は19万8000円だ。4WD車には、通常走行から滑りやすい路面まで対応するフルタイム4WDシステムに加え、スノーモード、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールを専用装備する。
スノーモードは雪道や凍結路での発進・走行を助け、グリップコントロールはぬかるみなどで車輪が空転した際の脱出を支援。ヒルディセントコントロールは急な下り坂で車速を抑え、ドライバーがステアリング操作に集中しやすくする機能だ。単に後輪も駆動するだけでなく、雪道で遭遇しやすい場面を見据えた3点セット。19万8000円差の中身は濃い。
冬装備もナビも標準だから総額が膨らみにくい
フロンクスは全車が寒冷地での使用を考慮した仕様だ。運転席・助手席シートヒーター、ヒーテッドドアミラー、リアヒーターダクトを標準装備。
さらに9インチナビ、全方位モニター、カラーヘッドアップディスプレイ、全車速追従機能・停止保持機能付きACC、ブラインドスポットモニター、電動パーキングブレーキまで価格に含まれる。安価なエントリー仕様へオプションを足し、結果的に予算が跳ね上がるタイプではない。
4WD車のWLTCモード燃費は17.8km/L。2WDの19.0km/Lには及ばないものの、1.5Lマイルドハイブリッドと6ATの組み合わせで、日常の燃料代にも目配りしている。最低地上高は170mmなので本格クロカンのような深雪走破性を期待するクルマではないが、除雪された市街地やスキー場への道で安心を買いたい人には現実的だ。
もちろん雪道ではスタッドレスタイヤなどの滑り止めが大前提。ボディカラーによっても3万3000~8万8000円が加算される。それでも4WD、冬向け快適装備、先進安全・運転支援、ナビまでそろえて273万9000円。雪国で使えるお手頃なコンパクトSUVを探すなら、フロンクスは本命候補に入る。
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