クルマの異常を知らせる警告灯には多くの種類がある。車種やメーカーごとに共通の形をしているものはもちろん、まったく異なるものもある。ここでは比較的目にする機会が多いものを厳選し、表示されるマークとともにご紹介しよう。
※本稿は2026年8月のものです
構成・文:フォッケウルフ/写真:ベストカー編集部、AdobeStock(トップ画像=Yurii_gold@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2026年9月10日号
重大な故障や危険な状態を示す「赤」の警告灯【PART1】
●シートベルト非装着警告灯
その名のとおり、シートベルトを装着していないことを乗員に知らせる警告灯で、シートベルトを正しく締めていれば点灯することはない。空いているシートに重い荷物を置くと点くこともある。
●半ドア警告灯
マークで形が表されているように、「半ドア」など、どこかのドアが空いていることを知らせてくれる警告灯。慌てず安全な場所へ停車して、各ドアが開いていないか確認して、強く閉め直すだけでOK。
●ブレーキ警告灯
パーキングブレーキの解除忘れの可能性もあるが、解除しても消えなければ、ブレーキフルードの不足やブレーキパッドの摩耗といったことが考えられる。とても危険な状態なので、走行はやめるべき。
●SRSエアバッグ警告灯
お腹の上にボールを抱えたような人型のマークで、万が一の時にエアバッグが開かない可能性がある。消えずに点灯したままだったり、点滅しているようなら、クルマを止めて整備士へ連絡すべき。
重大な故障や危険な状態を示す「赤」の警告灯【PART2】
●水温警告灯
青や緑の場合はエンジンが冷えている状態なので、そのまま走って大丈夫。しかし、赤に点灯した場合は冷却水が高温になり過ぎて、オーバーヒートの危険性がある。すぐに停車してエンジンを切ろう。
●バッテリー警告灯
長方形の中にプラスとマイナスが描かれたマークはバッテリー。バッテリー本体ではなく、発電機やベルトが壊れている可能性も。速やかに安全な場所へクルマを止めて、エンジンを切るようにしよう。
●盗難防止装置表示灯
カギのマークやクルマの形のなかにカギが入ってるようなマーク。これは故障や問題発生ではなく、盗難防止システム(イモビライザー)が正常に動いていることを示している。そのままで問題なし。
●排気温度警告灯
排気系部品から湯気や熱気が出ているようなマークは、排気系の温度が高くなっていることを知らせる。赤く点灯したら早めにクルマを止め、エンジンを切って冷ますことが必要だ。
●油圧警告灯
容器の注ぎ口から水滴が垂れているマークで、エンジンオイルに異常が発生したことを示している。停車してエンジンを切ったら、オイル量を確認。量が正常でも消えない場合は整備工場へ連絡。
異常や注意すべき状態を示す「黄色(橙色)」の警告灯【PART1】
●エンジン警告灯
黄色または橙色で、エンジンを模した形状のとおり、エンジン自体や制御系統、O2センサーなどに異変があったことを知らせている。車両を止め、購入店や整備工場などに連絡して指示を仰ごう。
●ABS警告灯
多くの車種において「ABS」と書かれており、わかりやすい。ABSが効かなくてもブレーキが普通に動作していれば、とりあえず何とかなるが、重要な機能だけに早期にプロによる診断や整備を受けよう。
●スリップ表示灯
クルマが滑っていることを表すマークで、「SLIP」の文字の場合もある。滑りやすい路面でタイヤが空転し、横滑り防止装置が作動している状態を示す。常時点灯しているなら故障の可能性あり。


























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