堂々としたボディサイズが魅力のLクラスミニバン。トヨタ「アルファード」/「ヴェルファイア」が高い人気を集めるなか、2026年7月に発売された日産の新型「エルグランド」も話題となっています。筆者のもとにも発売直後の7月下旬に納車され、趣味のゴルフや旅行などへ出かけて楽しんでいます。
大人数で移動できるだけでなく、たくさんの荷物を載せられることも、Lクラスミニバンの大きな魅力。以前はステーションワゴンに乗っていたこともあり、荷室の使い勝手には少々うるさい筆者ですが、新型エルグランドにゴルフバッグを積むため、3列目を格納して荷室を広げたところ、意外なことが分かりました。格納した3列目が2列目シートの後方へ張り出し、背もたれを思ったほど倒せないのです。
3~4人でのゴルフもラクラクだと思っていただけに、この制約は気になるところです。はたして、3列目を格納すると、2列目のリクライニングはどこまで制限されるのでしょうか。実際に角度を測り、ゴルフバッグの積みやすさと2列目の快適性を両立できる使い方を試しました。
文:吉川賢一/写真:NISSAN、エムスリープロダクション
【画像ギャラリー】ゴルフバッグ4本積載でも2列目はゆったり!! 日産新型「エルグランド」(24枚)画像ギャラリー今回のシート位置では、3列目使用時にゴルフバッグ2本
新型エルグランドは、3列シートを備えるLクラスミニバンです。ボディサイズは全長4995mm、全幅1895mm、全高1975mm(プロパイロット2.0仕様車は1970mm)。アルファードのハイブリッド車/ガソリン車と比べると、全長は同じで、全幅は45mm広いサイズです。
これまでミニバンに触れる経験が少なかった筆者は、これだけ大きなミニバンなら、3列目を使ったままでもゴルフバッグを余裕で積めると思っていましたが、購入前に想像していたほど荷室に余裕はなく、前席から3列目まで、大人が無理なく座れる位置に各シートを調整した状態では、ゴルフバッグ2本が限界。3列目の背もたれが後方へ傾いているため、ゴルフバッグの上へ大きなボストンバッグを重ねるのは難しそうです。
ちなみに各シートの位置は、1列目は、運転席助手席ともに、身長165cmの筆者のドライビングポジションに合わせた前後位置、2列目と3列目は、筆者が座った際に膝前に握りこぶし1~2個分の余裕を持たせた位置に設定しています。
3列目を格納すると、今回使用したゴルフバッグ4本を積めた
では3列目を格納するとどうなのか。新型エルグランドの3列目は、前後2か所で跳ね上げ格納できます。前方位置に格納する「最大ラゲッジモード」は、荷室を最大限に広く使うための配置。後方位置に格納する「快適ユーティリティモード」は、多くの荷物を積みながら、2列目の居住性も確保するための配置です。今回は4人分のゴルフ道具と2列目の快適性を両立できるか確かめるため、左右とも後方位置の「快適ユーティリティモード」で格納しました。
まず、前席と2列目を、3列目使用時の検証と同じ位置にしたまま、ゴルフバッグ4本を車体の前後方向へ寝かせて積みました。4本とも収まり、その上にはボストンバッグも重ねられます。
ただし、ゴルフバッグの先端が2列目シートの後方まであと少しのところまで達するため、2列目シートを最後端までスライドさせることはできません。前述したように、前席2列目ともにゆったり座れる前後位置ですが、せっかくのロングスライドを最後まで使えないのは惜しいところです。
そこで、4本のゴルフバッグの底を床につけ、立てた状態でも積んでみたところ、2列目を最後端まで下げることができました。
この積み方では、ゴルフバッグによってリアウインドウ越しの視界が遮られるため、インテリジェント ルームミラーで車両後方の映像は確認できますが、振り返って目視で後方を確認することは難しくなります。また、急ブレーキや旋回時には荷崩れするおそれがあるため、実際に走行する際は、荷締めベルトなどを使い、バッグが前後左右へ動かないよう確実に固定する必要があるでしょう。ゴルフバッグがシートレールや可動部に干渉しないことも確認する必要があります。こうした注意は必要ですが、2列目を最後端まで下げられるため、オットマンを展開しても足元にはかなりの余裕があります。





























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