デュアルリクライニングを使うと約50度まで倒せた
ゴルフバッグを積めることは確認できましたが、もうひとつ気になったのが2列目のリクライニング量です。3列目を後方位置へ格納した「快適ユーティリティモード」でも、2列目シートはリクライニングさせていくと背もたれが格納した3列目へ当たります。2列目を後方へ下げるほど足元は広くなるものの、倒せる角度は小さくなるのです。
そこで、スマートフォンの水準器を背もたれの同じ位置へ当て、鉛直方向から後方へどれだけリクライニングできるかを簡易的に測定しました。1列目は先ほどと同じ、身長165cmの筆者が普段運転している前後位置です。シートの形状やスマートフォンを当てる位置によって数値が変わるため、以下は今回の条件で測った参考値です。
まず、2列目を最後端まで下げ、背もたれが格納した3列目へ干渉する直前まで倒しました。このときの角度は鉛直(重力に対して垂直)から後方へ約23度、水平面に対して約67度。前後位置が最後端になっていることで、足元には十分な余裕がありますが、上体の角度は起き気味なので、足元の広さほどにはくつろげません。
続いて、2列目を最後端から約10cm前へ動かしました。足元空間は多少狭くなりますが、リクライニング角度は鉛直(重力に対して垂直)から後方へ約38度、水平面に対して約52度となりました。最後端に置いた場合より約15度深くなり、上体をシートへ預けやすくなります。身長165cmの筆者が座った限りでは、足元にも窮屈さはありませんでした。
十分にリラックスできる角度ですが、ここで新型エルグランドの2列目パワーシートの特徴である「デュアルリクライニング」(背もたれ上部を個別に動かし、姿勢に合わせて調節できる機能)を使うと、さらに深く倒せました。背もたれ上部を約5度起こすと、格納した3列目との干渉を避けられるようになり、背もたれ本体は鉛直(重力に対して垂直)から後方へ約50度、水平面に対して約40度までリクライニングが可能に。上体を深くシートへ預けながら、頭や肩は起こしておけるため、筆者にはこの姿勢がもっとも楽でした。4人分のゴルフ道具を積みながら、2列目でここまでゆったりと過ごせることには驚きました。
3列目を格納して分かった、デュアルリクライニングのありがたさ
今回の数値は、使用したゴルフバッグの大きさや前席の位置を含めた条件下での参考値であり、停車中の休憩を想定したものです。走行中は背もたれを倒しすぎず、シートベルトを正しく着用できる姿勢にしてください。ただ、当初感じた「3列目を格納すると2列目が思ったほど倒せない」という制約は、デュアルリクライニングによってかなり補うことができました。荷室を広げながら、2列目でくつろげる姿勢をつくれることは、実際に試して分かったデュアルリクライニングの大きな利点です。参考になれば幸いです。
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