規制解除でスピードアップ
●ホンダ レジェンド(4代目)
1980年代に国産自動車用エンジンのハイパワー化が進み、交通事故増加を懸念した運輸省(現国土交通省)から指導が入ったことにより、国産車の最高出力は280psに自主規制されることになった。
今回の記事でここまで登場したクルマの最高出力がすべて280psなのはそれが理由だ。
だが、交通事故死者数が減少した2004年にこの規制は撤廃された。
そんな規制解除後に登場した最初の280ps突破の国産車がホンダ レジェンドだった。
通算4代目のレジェンドにあたるKB1型には、ホンダが開発したVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)エンジンが搭載され、3.5リッターV6エンジンが叩き出した出力はなんと300ps。
しかも、過去の高出力エンジンにありがちだった唐突なパワー特性ではなく、VTECの利点を生かして低回転から高回転まで全域で力強いトルクを生み出した。
4代目レジェンドには世界初の四輪駆動力自在制御システム・SH-AWD(Super Handling All-Wheel-Drive)が採用され、駆動力を効率良く配分するだけでなく、高い旋回能力を発揮させることにも成功していた。
実際に4代目レジェンドは、この時代の国産4ドアセダン最速の一台だったのは間違いない。
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