開発中のクルマの空力特性やデザインを秘匿するために施されるカモフラージュ(通称カモフラ)。試作機や擬装という言葉に心躍らせてしまうクルマ好きのために、ここではトヨタ&レクサス、そしてダイハツのカモフラ車をご紹介する。
※本稿は2026年9月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年10月10日号
トヨタ スープラ(カモフラタイプ:ダズル迷彩)
2018年夏、初めてその姿を現したGRスープラのプロトタイプ。車体を覆っていたのはGRブランドを象徴する、赤・白・黒の3色で構成された独特の「ダズル迷彩」だった。
ボディラインやディテールを隠すためのカモフラージュの中に、開発コードを示す「A90」の文字も配されていたのが特徴だ。その後、このパターンはGRヤリスやGR86など、GRのプロトタイプモデルにも採用されるように。
しかも同年12月には、英国トヨタが同じ柄のクリスマスギフト用包装紙を500ロール限定で発売。1ロール5ポンド(当時約700円)という価格で販売された。
つまりこの迷彩は、ただ「隠す」だけではない。GRの存在を「魅せる」ためのマーケティングツールでもあったのだ。
トヨタ 86 GRMN(カモフラタイプ:部分擬装)
86自体はすでに2014年にデビューしていたが、ニュルブルクリンクで徹底的に鍛え上げられ、市販車へ落とし込まれたのがこのGRMN。
一部擬装されているものの、レースの知見を凝縮した究極の86からは、隠しきれないオーラが漂っている。
レクサス LC(カモフラタイプ:QRコード)
2019年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初披露されたLCコンバーチブル。その姿を覆っていたのは、まるで巨大なQRコードのような幾何学模様だ。
しかも初披露の舞台は展示会や発表会ではなく、名物ヒルクライム。SUPER GTドライバーであるニック・キャシディがステアリングを握り、実際に全開走行を披露したのである。
さらにその後も世界各地で走り込み、エンジニアへのフィードバックを収集。隠しているのに、むしろ強烈に存在感を放つ、実際にQRコードとして読み込んだりはできないようだが、かなり目を惹かれる異色のカモフラージュであった。
ダイハツ コペン(カモフラタイプ:COPEN ARROW)
目がチカチカするこのモノクロ柄にも、もちろん意味がある。
「コペンアロー」と呼ばれるこのデザインは、COPENの頭文字「C」とやじり形状をモチーフに、軽スポーツカーのイメージを視覚化したもの。コペンファクトリーや専用ショップなど、ブランド活動全体で展開されることとなった。
【画像ギャラリー】新型にワクワクしていた時期が懐かしい!! スープラ、86、LC、コペンのカモフラショットを集めて大公開!(32枚)画像ギャラリー




































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