「搭載エンジンで型式が異なるひとつの例」 NAロードスター
日本が世界に誇るライトウエイトスポーツ、ロードスター。
現在は4代目が販売されているが世代を明確にするためクルマ好きの間では型式で呼ぶことが多く、初代はエヌエー(NA)とかエヌエー・ロドなどと言われている。
そんなNAは、60〜70年代に欧州で人気となったライトウエイトスポーツの再来として注目を集めた。
軽量コンパクトなオープンボディが生み出す走りは、圧倒的な速さこそ持ち合わせていないが、ドライブする楽しさや気持ち良さは格別。世界中で大ヒットし、その後の市場に大きな影響を与えたのである。
NAは大きく分けて2種類あり、ひとつは1.6リッターのB6を搭載する前期モデル。もうひとつは1.8リッターのBPを搭載する中後期モデル。
型式は両者で異なり、前者はNA6CE、後者はNA8Cとなる。なお、ご存じの方も多いと思うが2代目はNB、3代目はNC、4代目現行モデルの型式はNDと、“N”に続くアルファベットが変わっている。
【画像ギャラリー】車名を言わずに通じちゃう!?(13枚)画像ギャラリー「見た目はフルチェンでも型式は同じ!?」 RZ34フェアレディZ
日産車の型式で“Z”はフェアレディZを表すもの。初代と2代目ではSが用いられていたが、3代目で初めてZ(Z31)を使用。その後Z32、Z33、Z34とモデルチェンジしていくが、現行モデルではZ35ではなくRZ34となった。
これはZ34のプラットフォームを改良流用しているから。そして、リファインを意味する“R”が頭に付けられている。このように既存の車体をアップデートすることで、コスト削減やリーズナブルな販売価格が可能になったという。
つまり、見た目も中身もほぼフルモデルチェンジだが、本来はビッグマイナーチェンジなのだ。
とはいえ80%以上のパーツを新設計し、刷新されたパワートレインや大幅に剛性アップしたボディ、ブラッシュアップされたサスペンションによりスポーツカーとしてのポテンシャルは飛躍的に向上している。
ちなみに初代の型式はS30だが、1976年のマイナーチェンジで昭和51年排出ガス規制に対応。これにより、見た目はほぼ変わらないものの型式がS31になったという過去もある。
「型式で呼ぶよりも略名のほうが明確」 CZ4AランサーエボリューションX
WRCを戦うマシンとして開発されたランサーエボリューション。
スポーツ系のクルマは型式で呼ばれる傾向が強いがこれは例外で、総称としてランエボと略すことはあるものの、エボIIIとかエボVIIとかの略名で呼ぶことのほうが多い。なぜなら、型式で呼ばなくても世代がわかるから。
むしろ型式で呼ぶと、CP9AがエボVとVI、CT9AはエボVIIからIXが当てはまり、逆に混乱してしまう。そういったこともあり、ランエボの場合はエボ○○と呼ぶことが多いのだ。
ちなみにIからIXまではC○9Aだが、Xはエンジンまで含めたオールニューで型式もCZ4Aとなった。
そんなエボXがデビューしたのは2007年。
プラットフォームを刷新し、エンジンも4G63から新世代の4B11・MIVECターボに変更。4WDシステムにも新開発のS-AWDが投入され、ミッションも5MTの他に2ペダルの6速ツインクラッチSSTを設定するなど、時代にマッチした進化を遂げた。
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