「世界に影響を与えた高級車の新スタンダード」 トヨタ・セルシオ(初代)
世界に通用するハイパフォーマンスラグジュアリーカーを目指して1989年に登場したセルシオ(北米名レクサスLS400)。
6年の歳月と450台の試作車、そして350万km以上の走行テストを行って開発されただけあり、欧州車をも凌ぐパフォーマンスとクオリティを持つ最高級サルーンに仕上げられた。
ラグジュアリーセダンらしい気品と質感を備えたエクステリアは、ルックスだけでなく機能に結びついた美しさを実現。世界最高クラスの空力特性も手に入れた。
インテリアも最上級に相応しいもので、各パネルにウォールナットを採用しつつドアトリムやシートに本革や高級ファブリックを用いるなど、天然素材をふんだんに使って乗員を暖かく迎える空間を作り上げている。
さらに、ショーファードリブンとしての使用も考慮し、後席パワーシートやリアクーラー、電動ヘッドレストなど装備するパッケージオプションを設定。また、本革シートは部位によって革を使い分け、経年劣化を少なくする工夫も施されているのだ。
そしてセルシオといえば卓越した走行性能で、4リッターV8エンジンは力強さと低燃費、圧倒的な静粛性を達成し、新設計の足回りと軽量・高剛性ボディにより圧倒的な高速クルージング性能を実現。
こうした徹底したクルマ作りが各国で評価され、世界のスタンダードを塗り替えたのである。
【画像ギャラリー】バブルってやっぱりスゴかった!! (15枚)画像ギャラリー「独自の個性を持つジャパンオリジナルサルーン」 日産・インフィニティQ45
1989年に北米で開業した日産の高級車ブランド「インフィニティ」のフラッグシップとして誕生したインフィニティQ45。
「ジャパンオリジナル」をコンセプトに、トレンドを取り入れながら独自性を表現したスタイリングのほか、新開発4.5リッターV8エンジンや市販車世界初の油圧アクティブサスといったメカニズムなど見どころは多い。
しかし、高級車としての魅力が溢れ出ているのは室内だ。人とクルマの一体感を追求したインテリアは、乗員を包み込むような柔らかな曲面基調のデザイン。
インパネは漆を塗ってその上にチタン粉を吹き付け、さらに金粉を蒔絵のように散りばめることで、モダンな感覚と伝統工芸的な味わいを融合させたKOKON(ココン)インストを設定(オプション)。シートはウールが基本で、グレードによって本革を採用。
さらに、触感の統一を狙いステアリングとシフトノブは一頭の牛から採った革を用いるなど、細かな部分にまでこだわっている。
オプションも別格で、ヨーロッパ調シートカバーや液晶カラーテレビ、18K製ゴールドキー(52万円!)などを用意。何から何までコストのかけ方がハンパじゃなかったのだ。
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