日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベスト決定!! …と今回の「本命」は?

 2020年11月4日、2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーの一次選考にあたる「10ベストカー」が発表されました。日本カー・オブ・ザ・イヤーは、その年に日本で発売された新型車の中から、最も優秀なクルマを選出するイベント。以下、本稿では10ベストカー選出車と、今後の流れ、当編集部の受賞車予想をお届けします。(本記事メイン写真は昨年「イヤーカー」を受賞したトヨタRAV4)

【2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー】
●スバル レヴォーグ
●トヨタ ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス
●日産 キックス
●ホンダ フィット
●マツダ MX-30
●アウディ e-tronSportback
●BMW 2シリーズグランクーペ
●BMW ALPINA B3
●ランドローバー ディフェンダー
●プジョー208/e-208

文/ベストカーWeb編集部

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■今年の本命は? なぜ「あのクルマ」が入ってない??

 今回発表された「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー」の10ベストカーは、「イヤーカー」を決める一次審査にあたる。

 これは誰がどんな基準で決めたのか、なぜこの10台になったのか、なぜ「あのクルマ」が入っていないのか、今後どのような流れで「イヤーカー」が決まるのか、など、さまざまな疑問に本記事でお答えしてゆきます。

Q.「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー」ってどんなクルマがノミネートされるの?

A. 選考対象となるクルマは「2019年11月1日から2020年10月31日までに日本国内において発表された乗用車」となります(輸入車も選考対象となりますが、商用車は選出対象外となります)。今回は同期間に日本国内で発売された、33台が対象車となりました。

Q.今回発表された「10ベストカー」は誰がどう選んだの?

A.選考は、(自動車専門メディアやWebサイトで組織された「実行委員会」から推薦を受けた)自動車評論家、ジャーナリスト、有識者ら60名で組織される「選考委員」によって実施されます。上記に挙げられた「ノミネート車」の中から各選考委員が10台選出し、それを集計して「10ベストカー」が選ばれました。

トヨタからは、なんとヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスと3モデルまとめて「ヤリス」としてノミネートされた

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Q.なんで今回「あのクルマ」が入っていないの?

A.これは当サイト編集部の推測ですが、「10ベストカー」は、あくまで「今年の一台(イヤーカー)」を決めるための一次選考であり、「今年のクルマベスト10」ではないことが大きく関係しているようです。10ベストカーは、あくまで「今年の一台を決めるための予備選考」であることから、選考委員の中にどうしても「(最終選考にあたり)いろんなメーカーから候補車をピックアップしておきたい」という意識が強くなるようです。したがって、たとえばトヨタ車から2台選んでも、結局2台目はイヤーカーに選ばれようがないのだから、それならまったく性格の違う他メーカー車を入れておこうかな、という考えになるようです。

 そのため、(過去例外はありましたが)おおむね1メーカー1車種に落ち着くようです(アルピナとBMWは別メーカー扱い)。

 今回でいうと、月販台数トップを獲ったトヨタライズや異例の売上を見せているハリアー、ホンダ初の量産EVであるホンダeなどは「10ベストカー」に残ってしかるべき実力車ですが、トヨタならヤリスが、ホンダならフィットが「イヤーカーの選考対象にふさわしい」ということになったのでしょう(とはいえこれは本企画担当編集者のごく個人的な感想ですが、ダイハツタフトやスズキハスラー、VW T-Rocは入ってもよかったんじゃないかな…と意外に思いました)。

デザインや性能、(ライバルよりの安い)価格、話題性などで、トヨタの新型ハリアーもまた「今年の一台」に選ばれてもおかしくなかったが、「10ベストカー」への選出はならず

Q.今後どういうスケジュールで「イヤーカー」が決まるのでしょうか?

A.2020年11月25日(水)に10ベストカーを集めた試乗会が袖ケ浦フォレストウェイ(千葉県)で実施され、その後に選考委員が投票、同年12月7日(月)17時~に最終選考会が開かれて、そのまま開票、同日結果発表となります。

Q.イヤーカーだけでなく「部門賞」みたいなものもあるんですよね?

A.あります。イヤーカーは「10ベストカー」の10台の中から選ばれますが、以下の部門賞は全ノミネート車33台の中から選ばれます。

・デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー (秀でた内外装デザインを持つクルマ)
・テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー (革新的な環境・安全その他技術を備えたクルマ)
・パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー (感動的なドライブフィールを味わえるクルマ)
・K CAR オブ・ザ・イヤー (総合的に優れた軽自動車)※軽自動車のみ対象

Q.ズバリ、今回のイヤーカー、本命とライバルは?

A.当編集部の予想では、売れ行き(市場へのインパクト)や総合力でトヨタヤリス、対抗で安全性能技術で新たな一歩を踏み出したスバルレヴォーグ、このあたりが有力候補でしょう。これにホンダフィットやプジョー208がどう食い込むか、というあたりが注目のポイントだと思います。

開票日当日は公式Youtubeチャンネルにてオンライン中継予定

 とはいえ毎回波乱もあり(たとえば3年前と2年前のボルボ連続受賞は意外だったし、昨年のトヨタRAV4受賞も驚かされた)、12月7日の発表日を楽しみに待ちたいです。

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