ホンダの売れ筋モデルといえば、かつてトヨタ カローラから販売首位の座を奪ったフィットや、今や日本で一番売れているN-BOXなど、軽やコンパクトが多い。では、世界販売ではどのホンダ車が一番売れているのか?
なんと世界首位はシビックで、その台数はN-BOXの3倍超! ほかにも意外な車種がベスト10にランクインしていた。
文:ベストカーWeb編集部/写真:HONDA
日本でのホンダ販売ベスト10は?
フィットやN-BOX、最近では小型SUVのヴェゼルなど人気モデルを持つホンダ。日本での軽自動車を含んだ販売ベスト10車種とその台数は次のとおり。
■ホンダ 2017年1-11月 販売台数ベスト10【日本】
1位:N-BOX/20万20台
2位:フリード/9万8900台
3位:フィット/9万833台
4位:N-WGN/7万642台
5位:ヴェゼル/6万923台
6位:ステップワゴン/4万240台
7位:シャトル/2万5871台
8位:オデッセイ/1万9107台
9位:N-ONE/1万2673台
10位:グレイス/8488台
(全国軽自動車協会連合会、ホンダ広報部データより作成)
圧巻はN-BOXの人気っぷり。2位のフリード以下にダブルスコアの大差を付けての堂々1位。2位は定番のフィットを上回ったフリード。また、軽自動車のN-WGNがヴェゼルを凌ぐ台数で4位となっている。
では、注目の世界販売ベスト10モデルとその台数は?
日本市場とガラリと変わる!! ホンダ世界販売1〜5位
1位:シビック/60万2983台
世界で最も売れているホンダ車は、日本でも復活したシビック。日本発売は2017年10月からで、直近の11月単月販売台数は1088台。
これを11倍しても約1万2000台だから、世界でいかに売れているモデルかがよくわかる。世界合計60万台超は、日本で一番売れているN-BOXの3倍超だ。
2位:CR-V/53万6963台
2位は日本未発売モデルのCR-V。日本では2016年に生産終了となったものの、北米などではフルモデルチェンジを受け、5代目となる新型(写真のモデル)が2016年に発売済み。日本でも2018年に復活予定で、人気のミドルSUVだけに注目度大だ。
3位:ヴェゼル・HR-V/52万6272台
登録車では日本でもベスト3に入るヴェゼルが3位にランクイン。北米や欧州ではHR-Vとして売られている。HR-Vといえば日本で1998年〜2006年まで発売されていた小型SUV。
1代限りで絶版となったものの、今はヴェゼルに姿を変え、世界で人気のモデルとなっているのだ。
4位:フィット・ジャズ/39万3147台
大本命と思われたフィットは、グローバルでは4位。北米では日本と同じフィットとして売られ、欧州やアジアではジャズの車名で販売中。
日本を含めアジア諸国、北米、欧州など幅広い地域で販売されていることを考えると、シビックの予想以上の凄さが改めて際立つ。
5位:アコード/38万2164台
日本ではトップ10圏外で1-11月期3122台と伸び悩むアコードながら、グローバルでは人気が際立ち5位にランクイン。
北米仕様は、写真のとおり新型モデルでシビックに近いデザイン。エンジンは1.5Lと2Lのターボで、『日本で売られているアコード』とは違うモデルとなっている。
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