【エスティマ、デリカ、FJ…】発売から10年が経つ超熟成現行車オススメ6選


■SUVはパジェロとFJクルーザーが安定感大

【パジェロ(発売:2006年)】

 今のSUVには、乗用車のプラットフォームを使った前輪駆動ベースのシティ派が圧倒的に多い。

 悪路向けのSUVは、走破力が高い代わりに舗装路での取りまわし性が悪く、ボディサイズの割に居住空間が狭い。乗用車と共通化できるパーツが少ないために価格は高く、売れ行きを下げた。

 そのためにオフロードSUVは車種数も減らしている。パジェロは貴重な存在だが、現行型の発売は2006年で、1か月の販売台数は100台以下にとどまる。

 それでも売り続ける理由は、1982年に発売された三菱の代表車種で、海外では相応の人気を得ているからだ。

 運転すると走行安定性に古さが感じられて緊急自動ブレーキなども備わらないが、悪路の走破力は依然として高い。

 三菱の開発者は「パジェロのようなオフロードSUVを前輪駆動ベースの4WDで開発しようと試してみたが、ボディ形状の制約もあって無理だった」という。つまりパジェロの悪路走破力は、今でも三菱のSUVではナンバーワンというわけだ。

 足まわりが柔軟に伸縮するから乗り心地も快適で、設計は古くなったが、オフロードSUVの醍醐味を濃厚に感じさせる。3ドアのショートボディは廃止されたが、5ドアのロングは今後も製造を続ける。

【FJクルーザー(発売:2006年/日本国内は2010年)】

 FJクルーザーは遊び心を感じさせる北米専用のSUVとして開発され、2006年に発売された。この後、日本にも並行輸入されたが、2010年になってトヨタが正式に国内発売した。

 なぜ北米の発売から4年も経過して国内に導入したのか。この点を開発者に尋ねると「FJクルーザーは外観が個性的で走りも楽しく、購入後にカスタマイズする楽しさもある。

FJクルーザーの生産は終了しており在庫車のみ購入可能
FJクルーザーの生産は終了しており在庫車のみ購入可能。オフロードを楽しい存在にした功績は大!!

 国内で売ることで、若い人達にクルマへの関心を高めて欲しい。日本市場の活性化も視野に入れて発売した」と言う。

 あれから7年を経過して、FJクルーザーは生産を終えた。今は少数の在庫販売のみだが、以前は1か月に200〜300台を堅調に売っていた。外観は個性的で、内装は汚れを落としやすい。

 エンジンはV型6気筒の4Lで、4WDは副変速機を備え、舗装路は後輪駆動の2WDで走る悪路向けのパートタイム式だ。FJクルーザーの持ち味は国内市場でも相応の人気を得ており、日本のユーザー層の幅が広いことを感じさせた。

■ステーションワゴンはアベンシス

【アベンシス(発売:2008年/日本国内は2011年)】

 アベンシスはトヨタが欧州市場向けに開発したミドルサイズカーで、イギリスの工場が生産する輸入車だ。

 セダンボディも用意するが、日本に輸入されるのはワゴンのみで、直列4気筒2Lエンジンを搭載する。現行型の発売は2008年だが、国内投入は2011年であった。日本の需要動向をうかがって、3年ほど経過してから発売している。

アベンシス、まだいたのか!! というのが率直な感想だ。ステーションワゴンが少ない国産車では貴重な存在
アベンシス、まだいたのか!! というのが率直な感想だ。ステーションワゴンが少ない国産車では貴重な存在

 試乗すると後席の足元空間や荷室が広くて実用的だ。緊急自動ブレーキのトヨタセーフティセンスCも追加装着した。

 レヴォーグやアテンザセダンに比べると、スポーティ感覚の弱い平凡なミドルワゴンだが、そこが逆にアベンシスの個性になっている。

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