マツダは直6エンジン&FR車の投入計画があるが……
マツダは、これからラージ商品群として直列6気筒エンジン車や後輪駆動(RWD)の導入を進める予定だが、消費者の嗜好の変化はそれらを待ってくれるかどうかわからない。
それよりも、MX‐30のEVを通じて消費者の嗜好の変化を汲み取り、単なるモーター活用ではなく、EV商品の拡充を進めることが、ブランドの強化となり、進行させているプレミアムブランドとしての価値を定着させることにつながるのではないか。
直列6気筒に比べれば、EVのほうがよほど静粛で、上質で、瞬発力もあり、RWDとした際の重量配分も適切にもっていきやすいのではないか。
そのために、今から部品メーカーとの購買計画や、原価低減、さらには現在まだ手付かずのEV後のリチウムイオンバッテリー再利用の仕組みを早く構築し、残存価値を高めることが、EV販売における残価設定ローンの残価保持に貢献していくはずだ。
SKYACTIVやその進化版としてのSKYACTIV‐Xは、エンジン技術として本質を追求する素晴らしい開発ではあるが、消費者がいつまでそれを喜んでくれるかわからない。すでに、販売台数の対前年比割れは、消費者離れがおきはじめているのではないか。
せっかくスバルやスズキより先にEVの販売をはじめたのだから、そこを一心に強化することが、10年後20年後のマツダに、トヨタ以上の価値ある企業、時価総額でトヨタを上回ったテスラのような存在感を持たせるのだと思う。
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