■愛車の主治医のどのようなお店ですか?
購入したお店にお願いする場合が多いです。また、自分でもネットで不具合事例やショップさんが出している整備法を読み込み、不具合や不調の前兆を察知できるように心がけています。最後に愛車を守るのは自分だと思っています。
■これからも乗り続けるご予定ですか?
特に考えていませんが、これからもずっと乗り続ける予定です。もし、このRX-7を降りることになったら…。もう自分のクルマ、愛車といえるようなクルマはいりません。
■未来のオーナーのために購入時のチェックポイントや愛車のウィークポイントを教えてください
少ないかもしれませんが、エンジンルームがノーマルの個体を探すことをオススメします。通称「毒キノコ」と呼ばれるような、むき出し型のエアクリーナーが装着されている個体は、燃調が狂ったまま乗られていた場合が多く、エンジンのオーバーホールを要する可能性があります。
また、ラジエターキャップを開けてみて、クーラントが泥のようになっていたり、ひどく汚れている個体も要注意です。
エンジンのガスケットが劣化することで、冷却水が燃焼室に侵入する「水喰い」と呼ばれる持病を抱えている場合があります(※水喰いはエンジンブローです。エンジンのオーバーホールでしか治りません)。
■あなたにとって愛車はどんな存在ですか?
RX-7は、人生の1ページだと思います。
とはいえ、あくまでも人生の1ページなので「このクルマが俺のすべて」とか「命を懸けている」わけではありません。
「好きなクルマ=私にとってはこのRX-7」でさまざまな場所に出かけ、たくさんの人に出会い、非常にいい意味で人生に影響を与えてくれたことは間違いありません。
■取材後記
愛車であるRX-7は「あくまでも人生の1ページ、俺のすべてとか命を懸けているわけではない」だと語る鎌田さん。一見するとクールな印象を受けるかもしれません。
しかし、それはまったくの誤解です。常に全力で、さらに何十年もモチベーションを維持するにはかなりのエネルギーを要しますし、ある日突然、燃え尽き症候群に陥ることも……。愛車はもちろんのこと、自分自身に負荷をかけすぎないことこそが愛車と長く付き合う秘訣なのかもしれません。
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