ホンダは新型ヴェゼルの先行情報サイトを更新し、ハイブリッドのe:HEVモデルで「Z」「PLaY」「X」の3モデル、ガソリンモデルで「G」の1モデルといったモデルラインナップを公開。
2021年3月11日から先行受注をスタートさせ、価格も判明、発表発売日が4月22日に決まった。さっそく首都圏のホンダカーズディーラーを訪れ、見積書も取ってきた。
発売まで約1ヵ月あまりとなった新型ヴェゼル、今わかっている情報すべてお伝えしていこう。
文/遠藤徹
写真/ベストカーweb編集部 ホンダ
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3月11日から先行予約をスタート!
ホンダは新型ヴェゼルを4月22日に発表、発売する。3月11日から先行予約の受付をスタートさせた(すべてディーラー調べ)。すでにホンダカーズ店には商品概要をまとめた簡易パンフレットが配布され、ティザーキャンペーンを開始している。
従来モデルは人気が高く、SUVらしいスタイルを採用していたが、次期型はこれとは異なり、乗用車よりにふったシンプルなデザインで、「SUV的な力強さと、クーペのような流麗さを自然に調和させている」のを特徴としている。
フロントは横長の異形2灯式ヘッドランプケースに丸目のLEDヘッドランプを埋め込んでいる。従来モデルはボディサイド寄りに細くなる造形だが、新型は逆でサイドに向けて幅広いデザインを採用。
グリルは大型逆台形に横線を9本走らせており、これまでにないボディ同色が特徴で、新しいヴェゼルの顔として際立たせている。
リアドア上部のクオーターピラー側に取り付けたドア開ける取手は従来モデルの手法を継承している。リアのコンビネーションランプ、ライセンスプレートのハウジングはボディラインと一体化して美しいプロポーションでまとめている。
パッケージングは現行モデルのボディサイズを大きく変えないで、よりスタイリッシュなバランスを実現しながら、後席の居住性を十分に確保し、開放感の良さや抜けのある視界が広がっている。
また足元スペースや前席と後席のゆとりを確保しながら、リアシートの厚みを増し、充電用USBジャック、エアコンの風を後席に届けるリアベンチレーションを装備。
インテリアはヒューマン・マシン・インターフェース思想に基づいて徹底されたデザインを採用。運転時の視界周辺の見やすい位置に、メーターやオーディオパネルをレイアウトしている。スイッチ類は着座姿勢を崩さずに手が届く位置に配置することで、視線や動作の流れを断ち切らない、スムーズな運転操作を可能にしている。
運転席、後席に開放感をもたらす、大開口のパノラマルーフをPLaYのみ採用している。夏場の日差しが気になるが、遮熱効果のあるLOW-Eガラスを採用しており、日差しの熱のほとんどを遮断するという。
高音質のオーディオシステムはエキスパートによるチューニングを施しながら、磨き上げたスピーカーシステムで車内に臨場感あふれるサウンドスケープを生み出す。ナビゲーションは「Honda CONNECT」で対応。機能が増えても、走行中に簡単、確実に操作できる。
新型ヴェゼルのパワートレインは、1.5L、直4ガソリンエンジンに2モーターのハイブリッドを組み合わせたe:HEVと、1.5L、直4ガソリンの2種類を用意。
e:HEVはフィットに搭載されているものと基本は同じ。エンジンは主に発電用モーターを駆動させ、発生した電気をバッテリーや駆動用モーターに供給する仕組み。
走行モードはノーマル/スポーツ/ECONに切り替えることができ、アクセルオフ時の減速感を4段階で自由に選択可能な減速セレクターを採用している。
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