■編集部によるまとめ「クルマは街の風景でもあります」
片岡氏の言うように、ド派手顔のデザインが世界的な流行となると、今日本で人気があるのも仕方がないかもしれません。トレンドですから。
とはいえ、清水氏の言うように、初代ワゴンRのスタイルは本当にすばらしかったと思います。ド派手顔のクルマばかりが売れて、初代ワゴンRのような優れた機能美のクルマが誕生しにくくなるのであれば、ド派手の流行は早めに終わったほうがいいのでは……という心配もあります。
もちろん渡辺氏のいうように、好きなクルマの好きな顔を選べばよいのですが、とはいえクルマは「自分の所有物」であると同時に「街の風景のひとつ」でもあります。また、フロントグリルは「外出時には(中に乗っている人)オーナーには見えず、周囲の人やクルマにだけ見えるもの」でもあります。そこがこの問題の難しいところ。
またこれも渡辺氏のいうとおり、もし「ド派手顔のクルマ」を選ぶ理由が「威張りたい」だとか「大きく見せたい」というのであれば(その気持はわかりますが……)、それはあくまで「見た目」だけにして、それが運転マナーや交通法規には影響が出ないように心がける必要があるでしょうね。
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