世界最強GT-Rの継承車が不在!! 2020年に終焉か!? 次期型開発凍結に迫る

■日産の電動化戦略の流れに翻弄されるGT-R

日産は3月23日に発表した中期経営計画「日産M. O. V. E to2022」のなかでピュアEVとe-POWERの積極的推進を明らかにしている。

具体的には、日本と欧州で2022年までにEVとe-POWER車を、販売台数に対し40%に、さらに2025年までに50%にすると見込んでいる。

いっぽう、北米では2025年の段階でも20〜30%と見込んでいるが、インフィニティブランドは2021年に初のピュアEVを投入した後、一気に電動化へとシフト。

大型SUVを除くすべての新型車両をEVもしくはe-POWERとすると発表。グローバルで電動化を推進する方向にブレはない。

R35にもハイブリッドモデルの開発も進んでいたが計画は中止となったという(画像はベストカー予想CG)
R35にもハイブリッドモデルの開発も進んでいたが計画は中止となったという(画像はベストカー予想CG)

この流れのなかで、『GT-R』というハイパフォーマンスモデルの在り方が論議の対象となったのだ。当然EVでの次世代型GT-Rの可能性はある。e-POWERによるハイパフォーマンスモデルの道も大いにあり得る。

しかしそれは、我々が思い描くGT-Rの進化形とは少々乖離したものだ。

まずは中期経営計画に沿った電動化、自動運転技術の拡充に注力すべし、というのが当面のコミットメントとなった以上、開発にコストのかかるGT-Rの優先順位が下げられることはやむを得まい。

ただし、中期経営計画に一定の達成メドがつけば、電動化技術を盛り込んで新世代のGT-R計画が再度浮上する。それを期待して止まない。

【噂の真相は結局!?】

 次期GT-Rは開発中止が濃厚。でもEVなどで復活するか期待すべし!?

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