■日産の電動化戦略の流れに翻弄されるGT-R
日産は3月23日に発表した中期経営計画「日産M. O. V. E to2022」のなかでピュアEVとe-POWERの積極的推進を明らかにしている。
具体的には、日本と欧州で2022年までにEVとe-POWER車を、販売台数に対し40%に、さらに2025年までに50%にすると見込んでいる。
いっぽう、北米では2025年の段階でも20〜30%と見込んでいるが、インフィニティブランドは2021年に初のピュアEVを投入した後、一気に電動化へとシフト。
大型SUVを除くすべての新型車両をEVもしくはe-POWERとすると発表。グローバルで電動化を推進する方向にブレはない。
この流れのなかで、『GT-R』というハイパフォーマンスモデルの在り方が論議の対象となったのだ。当然EVでの次世代型GT-Rの可能性はある。e-POWERによるハイパフォーマンスモデルの道も大いにあり得る。
しかしそれは、我々が思い描くGT-Rの進化形とは少々乖離したものだ。
まずは中期経営計画に沿った電動化、自動運転技術の拡充に注力すべし、というのが当面のコミットメントとなった以上、開発にコストのかかるGT-Rの優先順位が下げられることはやむを得まい。
ただし、中期経営計画に一定の達成メドがつけば、電動化技術を盛り込んで新世代のGT-R計画が再度浮上する。それを期待して止まない。
【噂の真相は結局!?】
次期GT-Rは開発中止が濃厚。でもEVなどで復活するか期待すべし!?
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