エッジの効いたフォルムは、まるで来たるべきカーボンニュートラル時代を象徴するかのようなクリーンなシルエット。新型ノートe-POWERはガソリンエンジンで発電してEVのリーフと同様にモーターで走る。
走らせればほとんどピュアEVと変わらない走行フィール。スムーズなストップ&ゴーはモータードライブならでは、だ。しかしEVと決定的に異なるのが航続距離。通常のガソリン車同様、短時間の燃料補給を行うことで、充電いらずで移動距離を延長し続けることができる。
ガソリン車のメリットとEVの走りのよさ。二兎を追った欲張りな新型ノートe-POWER。その魅力を、私を含めた3人の評論家で紐解いていきたい。
※「日産新型ノートプレゼント」の応募受付は終了いたしました。たくさんのご応募本当にありがとうございました!!
文/松田秀士、鈴木直也、渡辺陽一郎 写真/ベストカー編集部
次世代プラットフォーム&第2世代 e-POWERがもたらす上質な走り
TEXT/松田秀士
私の趣味はスキー、そしてドライブだ。まぁドライブは仕事を兼ねているとも言えます。で、スキーにはほとんどひとりで行きます。天気図を見て、今でしょ!! という時に気ままにスキー場に向け、ステアリングを切るのです。
今年の1月、スタッドレスタイヤを履いたノートe-POWERを数日間お借りしてスキーに行きました。
高速道路の往復はプロパイロットのおかげで疲労知らず。高速走行では何よりもその走りの安定感に感心!! 新型ノートe-POWERのプラットフォームの素性のよさがうかがえるというもの。
e-POWERの心臓とも言えるモーターの出力は116ps/28・6㎏m。ピュアEVであるリーフの出力は218ps/34・7㎏m(e+)だから、パワーこそ発電効率を重要視して落としてあるが、最大トルクは6・1㎏mしか変わらない。
モーターはその特性として0rpmから最大トルクを発生させる。だからスタートダッシュが力強いのだ。ただしその特性からガソリン車に比べてトルク反力が強烈に高い。
先代のe-POWERは、それまでのガソリン仕様のプラットフォームにモーターを移植したこともあり、109ps/25.9kgmの出力に抑えていた。これ、モーターのトルク反力をプラットフォームに合わせていたのだ。
新型ではプラットフォームをe-POWER専用に設計。これによってより高いトルク&パワーを出せるようになり、加速性能が大幅にアップしている。多人数乗車でもまったく苦にならない。
スキー場へのアクセスで、高い山を登る時も余裕の登坂性能。さらにシャープなハンドリングで快適!
次のスキーシーズンが今から待ち遠しくなります。
コメント
コメントの使い方