■やはりスポーティなクルマは価値が高め!?
【マツダロードスター】
歴代モデルが相応の人気を得て、中古車価格も高めだ。各世代がそれぞれ根強いファンによって支えられている。
現行型はエンジンの排気量を1.5Lに縮小させ、エンジンパワーを使い切る楽しさを味わえる。プラットフォームの刷新によって操舵感や安定性も向上した。
それでも現行型が特別な存在とはいえないが、今後のロードスターが再びエンジンの排気量を拡大すれば、1.5Lが独自の価値を生む。
【ホンダシビックタイプR】
現行型のエンジンは2Lターボだが最高出力は320馬力に達して、シャシーも熟成された。走行安定性は抜群に高く、価格も450万360円だ。
1997年に1.6LのVTECを搭載して登場した199万8000円の初代シビックタイプRに比べると、動力性能、価格とも約2倍となった。
現行型の走りは手に余る印象があり、歴代モデルに比べるとクルマ好きの心に刺さりにくいが、ミドルサイズの高性能スポーツモデルとしては注目される。将来に向けて高い人気を持続できるだろう。
【日産ジューク】
価値観とそれを反映させたデザインが個性的なクルマとして、ジュークは「買っておけば良かったなぁ」と思わせるだろう。発売は2010年だから、8年を経過するが、デザイン面では古さを感じさせない。
また軽快な走りを味わえるコンパクトSUVという個性も健在だ。特に次期型が発売されずに1代限りで終了すると、中古車価格が高値安定型になる。所有していると好条件で売却できる可能性も高い。
★結論
「あの時、買っておけば良かったなぁ」と思えるクルマを現行型から探してみたが、意外なほどに車種の数が少ない。
というか「このクルマは、間違いなく将来は高い価値を生む!」と確信を持てるクルマがほとんどない。先に挙げた車種も「現行日本車の中では、価値の持続性が高い部類に入る」というレベルだ。
今のクルマは安全性と経済性が向上して、価格も上昇傾向にあるが、優れた商品が増えている。しかしそれは耐久消費財の価値で、感情的に購買意欲を沸き立たせるクルマは減った。
これもまたクルマが売れない理由のひとつだ。昔話は好ましくないが、1990年代までは、運転すると会ったことのない開発者と談笑している気分になれるクルマがあった。
根幹には、クルマ好きの開発者が減ったことがあるように思う。
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