振り返るといろいろ見えてくる…!? 日本の自動車業界2021-2022 回想と展望

■第6位 日産が北米で新型フェアレディZを世界初公開

新型Zは400馬力オーバーを発揮。「Proto Spec」の価格が694万円、通常モデルは500万円後半になるとする見方が強い
新型Zは400馬力オーバーを発揮。「Proto Spec」の価格が694万円、通常モデルは500万円後半になるとする見方が強い

 2020年9月にプロトタイプが公開され、話題になっていた新型フェアレディZ。その市販モデルが2021年8月、北米でついに世界初公開された。実に13年ぶりに刷新。日本の発売は6月下旬から。でも価格…価格が…。

■第7位 スズキの鈴木修会長が退任

鈴木修会長がついに引退
鈴木修会長がついに引退

 40年以上にわたって社長、会長と経営のかじ取りを担ってきたスズキの鈴木修会長が2021年2月に会長を退くことを発表。6月の定時株主総会後に取締役も退任し、カリスマ経営者がついに第一線から退くことになった。

■第8位 ホンダが続々と生産終了を発表

S660は2022年3月生産終了
S660は2022年3月生産終了

 2021年6月、2040年にはエンジン車を全廃する目標を掲げたホンダ。その後、オデッセイ、レジェンド、クラリティを2021年中に、S660、NSXは2022年に生産終了することを発表。名門車が続々と消えた。淋しいなぁ……。

■第9位 衝撃! トヨタ不正車検問題

 4月、トヨタのおひざ元で不正車検が発覚。ネッツトヨタ愛知の販売店が不正をやっており、法令違反の対象台数は実に5158台にものぼる。安全性重視のクルマであってはならないこと! 9位に入れて警鐘を鳴らしたい。

■第10位 三菱ラリーアート復活。日本にも!?

 10位は2021年12月、タイで発表された「三菱ラリーアート復活」の話。パジェロスポーツなどの特別仕様車に「ラリーアート」を設定。2022年、日本での復活も近い予感!?

■11位以下にもこんな出来事が!!

トヨタLQ
トヨタLQ

 「ランキング10」には漏れたが、2021年は次のような出来事もあった。

 スズキとダイハツが軽商用車で協業/世界第4位の自動車グループ「ステランティス」誕生/カローラがグローバルで累計販売5000万台を達成/首都高が五輪中に1000円値上げ/五輪で近未来カー、トヨタLQが走る/ホンダがオンライン販売を開始/メガウェブ、12月31日に閉館。などなど。


【番外コラム01】2021年クルマ界「喝!!」 知事公用車のセンチュリーやめても無駄遣い!

トヨタ センチュリー
トヨタ センチュリー

 兵庫県で知事公用車など2台をセンチュリーにした際、県議会などから「費用が多額」と批判を浴び、2021年にアルファードに変更。リース料は3分の1以下になったが、2台の解約金は700万円。公費の無駄遣いに喝!

【番外コラム02】2021年クルマ界「あっぱれ!!」 ホンダF1最後の2021年に優勝だぁ!

優勝したフェルスタッペン
優勝したフェルスタッペン

 2021年12月12日、F1最終第22戦でレッドブル・ホンダのフェルスタッペンが今季10勝目を挙げ、初のドライバーズ部門総合優勝を獲得。2021年限りでF1を撤退するホンダは有終の美を飾った。あっぱれだ〜!

【画像ギャラリー】ベストカー編集部選出のランキングで2021年を回想!! 日本の自動車業界を振り返った時なにかが見える!!(13枚)画像ギャラリー

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