躍進する「中国車」の実態 激動の中華市場を先導するデザインと技術力の「今」

■そのほかにも国営メーカーあり

 これら「ビッグ4」以外にも北京汽車や奇瑞汽車、江鈴汽車など、多くの国営メーカーが存在する。売上では長安汽車や第一汽車より多い広州汽車はトヨタとの「広汽トヨタ」、ホンダとの「広汽ホンダ」、三菱との「広汽三菱」、日野との「広汽日野」など最も多くの日本メーカーと合弁を結んでいる。新エネルギー車(中国語:新能源車)にも注力しており、広州汽車のEVブランド「広汽新能源」だけでなく、各合弁企業からも新ブランドを設立して電動車の展開を行なっている。

広汽アイオン LX
広汽アイオン LX

 国営メーカーだけでこんなにも濃いメンツが揃っているというのも中国車の醍醐味と言えるだろう。これを民間メーカーにまで広げると、中国における自動車事情の「今」が見えてくるはずだ。国営メーカーよりも遥かに多く存在し、無限の特色を持つ民間メーカーの紹介は次に続く。

【画像ギャラリー】「ぶっちゃけ、まだまだ格下でしょ」…と思っていられるのは何年後? 中国メーカーの現在地をじっくり確認しよう!!(19枚)画像ギャラリー

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