車検は正式名称を「自動車検査登録制度」という。もちろんご存知の方が大多数だと思うが、法律で義務付けられているものだ。
安全面を確保するための灯火類やブレーキの確認、そして公害防止のための排ガス検査などが点検項目とされており、初回検査は新車登録から3年目に、2回目以降の継続検査は2年ごとに受けなければならない。
しかし昨年(2021年)、レクサス高輪を皮切りにトヨタ販売店11社12店舗で不正車検が発覚し、また2021年3月には、ネッツトヨタ愛知プラザ豊橋店が指定整備業務取消・自動車検査員解任の行政処分を受け、翌年2月には同店の副店長1名、検査員9名が書類送検される事態にまで発展してしまった。
不正車検はなぜ続いたのだろうか。元トヨタ・レクサス営業マンであり、自動車流通ジャーナリストの佐々木亘氏が考える。
文/佐々木 亘、写真/Adobe Stock(トップ画像:lastpresent)
コメント
コメントの使い方あらためて酷い話。
45分車検で手抜きしているのはトヨタ本体では?
メディアがスポンサーを恐れてそれほど不祥事を取り上げないのがさらに悪質。