■引き取りに来れないのには事情があるのか?
現在茨城空港に残っている8台は、県内ナンバーと県外ナンバーが半々。
取材をしていて気づいたのだが、どの放置車両も経年劣化でタイヤがパンクしていたり、何年も風雨に晒されたためボディ塗装は傷んでいるものの、放置を前提に駐車したクルマは少ないのかもしれない? という印象を受けた。
なぜかというと、飲み残しのジュースや、ゴミとは言い難い荷物など生活感のある物品を載せたままになっているクルマが多かったからだ。
矢口氏も「駐めた時には、ひょっとするとすぐに取りに来るつもりだったのかもしれないが、何らかの事情で取りに来られなくなってしまった人もいるかもしれませんね」と語っていた。
これまで放置車両に手をこまねいていた茨城空港だが、今後は取り締まりを厳しくしていくということだ。
検討しているところでは、現在は利用者用の駐車場の一角を占めてしまっている放置車両を、まずは支障のない別の場所に移すことを検討しているそうだ。
有償での管理になるのか、取りに来た際にかかった撤去費用などを請求する形にするのかなどは、これから検討していく段階だという。
茨城県庁内の関係部署と検討しているのと、ほかの空港がどのように取り組みをしているのかも参考にしながら、よかった点や問題が発生する点を情報収集し、どのような形がベストなのか模索中だ。
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