猛暑が来る前にやるべき!! 夏のメンテナンス術&オススメカー用品 5選

エアコンや虫対策、日差し対策も!!

 本格的な夏を迎えるまえに、早めに手に入れておきたいおススメカーケア用品をご紹介しよう。

●エアコンの洗浄剤や消臭剤

 エアコンが、暖房から冷房へと切り変わるこの時期、冬の間は気にならなかったエアコン吹き出し口からの風の臭いが気になりだすことがある。匂いの元は、ファンの汚れやエバポレーター、ヒーターコアに付着したカビや菌など。臭いを消そうと衣類用ファブリーズを吹きかけたところで効果はなく、また、決して芳香剤でごまかそうとしてはいけない。

 この場合は、カーエアコン専用のエバポレーター洗浄剤や、スチーム消臭剤がおススメだ。少しでもにおいが気になるようであれば、ぜひとも試してみてほしい。

●虫専用の除去スプレー、クリーナーシート

 夏は虫が多い季節。高速道路や山のなかを走行していると、小さな虫がフロントバンパーやナンバープレート、フロントガラスに付着することがよくあるが、決してウォッシャー液とワイパーで拭ってはいけない。ガラス面に塗り広げることになってしまうためだ。

 また、虫のなかには弱酸性の成分があり、ガラスやボディにダメージを与えかねない。弱アルカリ性の車専用虫除去クリーナーは、サッと吹くだけで簡単に虫の破片を除去できる。クリーナーシートのタイプもあるので、一つ常備しておくとよいだろう。

●傘タイプのサンシェード

 サンシェードといえば折り畳み式が一般的だが、折り畳んでも大きくかさばるので置き場に困ることも。傘タイプのサンシェードならば、畳んだ姿は折り畳み傘のサイズであり、助手席足元やドアポケットへ格納しておくことができる。

 傘を開けば、フロントガラスの形状に近い長方形に広がるので、内側からフロントガラスへ立てかけることで装着完了。断熱効果も高いので、夏場でもハンドルが熱々にならない。軽自動車からミニバンまで、対応するラインアップも多く、2000円前後とたいへんリーズナブル。昨シーズン(2021年)、筆者が購入したカーグッズのなかでも、とても役立ったアイテムだ。

●即効性の水弾きスプレー

 先ほども触れたように、夏は突然の雨に遭遇することが多くなる。日頃のメンテナンスでワイパーは万全であっても、フロントガラスに油膜が付着していると、ワイパーで拭ってもぎらついてなんか見えづらい…、という状況にも。そんな時の対策として、即効性のガラスクリーナーを常備していくと安心。

 安全な場所でクルマを止め、フロントガラスへ直接スプレーして、ワイパーを動かせばOK。ワイパー動作は滑らかとなり、ぎらつきも軽減してくれる。ただし一時しのぎでしかないなので、後日しっかりとメンテナンスをするようにしてほしい。

●ハンディクリーナー

 こちらは、夏といわず1年中役に立つアイテムだが、車内に残ったほこりや、隙間に落ちた食べ物カスなどの掃除のため、ひとつあると便利。特に夏は、食べこぼした食品のカスや、靴から落ちた泥や砂、ホコリなどが臭いの元凶となりやすいため、長距離ドライブで、車内で飲食をした後などは、掃除をしっかりしたいところ。

 ガソリンスタンドにある大型掃除機だと、細かい部分まで吸いきれない場合もある。併せてクリーニングシートもあると便利。クルマの座席には、知らず知らずのうちに人間の皮脂が染み込んでいる。隙間に詰まった汚れの掃除と共に、座席表面もクリーナーでさっと掃除をしておくと、きれいな車内を保つことができる。

■まとめ

 気象庁が発表した2022年6月~8月の暖候期予報によると、6月から8月の平均気温は、北日本、東日本、西日本で高い確率が50%、沖縄・奄美で平年並または高い確率ともに40%。どうやら2022年の夏もかなりの猛暑を覚悟しなければならないようだ。

 暑い夏を乗り切るため、人間もクルマもいまから準備しておくことが大切。しっかり準備をして、夏も快適なカーライフを楽しんでほしい。

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