さすがに巨大化しすぎ? BMWの象徴「キドニーグリル」の存在意義と意外な賛否両論

BMWというブランドイメージが強力的な存在に!!

 BMWくらいブランドイメージが高いと、ちょっとカッコ悪いくらいのほうが、「地味でいい」といった理由で、好まれる面すらある。

 つまり、「巨大なキドニーグリルは品がないし、カッコ悪い」といった、細かい(!)ことでは、一般ユーザーは動かない。「だってBMWでしょ」という事実のほうが、はるかに大きいのだ。

 逆に巨大なキドニーグリルは、アルファードの巨大銀歯グリルのような人気を集める可能性がある。

 現行アルファードが登場したとき、多くのクルマ好きから大ブーイングが上がった。それはもう「見るだけでウンザリ!」「許せない!」という、全否定の反応だった。

 ところがフタを開ければ、アルファードの顔は大好評で、姉妹車のヴェルファイアすら駆逐。しかも、年を経ることに人気が上昇している。デザイン的に陳腐化していないのだから恐れ入る。

 ズバリ、BMWのキドニーグリルは、巨大化しようが縦長になろうが横長になろうがどうしようか、見栄を張れる。BMWに乗っていれば、それだけで「高級車」だし、「カッコイイ」とか「エリートっぽい」と見てもらえるのだ! 

 私はもともとイタフラ車の愛好家で、多くのイタフラ車に乗ってきたが、現在は先代3シリーズを普段の足に使っている。BMWについては比較的初心者だが、そのブランド力の強力さに、オーナーながら圧倒される。

 私の3シリーズはすでに旧型。買った時点で3年落ちの中古車で、車両本体価格は235万円に過ぎなかった。しかし現在でも、世間的には完璧に高級車扱いされるし、「カッコイイ」と言ってもらえる。まぁ先代3シリーズのキドニーグリルはとっても普通で、拒絶反応ゼロですが、BMWのキドニーグリルの大きさや形状にこだわるのは、一部のクルマ好きだけだと思って間違いない。

【画像ギャラリー】欧州でBMW新型「7シリーズ」が発表!! 巨大キドニーグリルだけでなく内装の高級感も凄い(22枚)画像ギャラリー

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