発売後1年で変わった? 絶賛された新車の“本当の評価”


スバル XV/2017年5月発売

インプレッサをベースにクロスオーバーSUVに仕立てられた新型XV。直近ではベース車のインプレッサスポーツ/G4を上回る1872台を販売(2018年8月)

 スバルグローバルプラットフォーム(SGP)を採用した現行型インプレッサの出来があまりに良かったもので、それをベースに仕立てたXVもきっと良いに違いないとみんな思っていたはずだし、筆者もそう思っていた。

 ところが、いざ乗ってみると、概ねよい印象は変わらないものの、乗れば乗るほどにどことなく違和感を覚えるようになった。

 まっすぐな道をごくふつうに走っているぶんには問題なく、直進性は高いのだが、どうもコーナーでのロールの仕方がしっくりこない。

 ベースであるインプレッサ、とりわけセダンのG4で味わった、あの素晴らしい感覚とは何か違う。どことなく足まわりが突っ張っている感じがするし、ロール軸(=前後のロールセンターをつないだ線)が適正でない感じもする。

 聞いたところでは、日本仕様のXVは機械式タワーパーキングに対応するため、欧州仕様よりもローダウンされ、最低地上高が20mm小さい200mmになっているらしい。そのせいだ!

 ちなみに、雪道ではより顕著にその症状が出て、前輪に荷重をかけにくく、操舵に対する応答性が悪くグリップ感が乏しくなるという話を耳にしている。

 おそらく最低地上高220mmの欧州仕様なら全然違うはず。そっちを日本でも何らかの形で選べるようにするといいのに…。

トヨタ カムリ/2017年7月発売

「地味な北米向けセダン」というイメージから脱皮し、大幅に評価を高めたと定評の新型カムリ

 初のフルTNGAとしてのドライバビリティの進化と、「ビューティフルモンスター」を謳うスタイリングが絶賛されたのも記憶に新しい。

 北米ではすでにベストセラーカーとして知られるが、日本向けの車ではないとか、日本でセダンは売れないなどいろいろ言われながらも、そこそこ堅調に売れているのは立派だ。

 走りの実力もなかなかのものだ。TNGAによる基本骨格の進化が効いてか、ハンドリングの仕上がりは上々で、リニアさに欠けることが指摘されがちだった従来のTHSとは別物だ。

 欧州市場にも復活するらしいが、それは走りの本場の欧州でも通用するというトヨタの自信の表れに違いない。

 では、登場から1年あまりが経過してどうか? 気になる点として挙げられるひとつに、エンジンがかかったときに意外と騒々しいということがある。さらには小回りが利かないこと。最小回転半径が5.7m以上というのは、たしかに大きい。

 あとは、乗り込んでしまうと車内は広いが、乗り降りする際に窮屈さを感じること。車高が低まり、ドア開口面積も心なしか小さくなったような気もするのでやむなしか。

 装備面では、この価格帯なのだから、オートワイパーとシートメモリーぐらい付いていて欲しいということ。ちなみに北米仕様にはちゃんと設定がある。なぜ日本仕様にはないのだろうか。

次ページは : ホンダ シビック/2017年10月

最新号

ベストカー最新号

日産が前へ動き出す! 日産スクープ総力特集!|ベストカー 7月10日号

本日、ベストカー7月10日号発売!!日産伝統のスポーツモデルの最新情報、セダン特集などをお届け。さらにランクル300の生写真も独占入手!!

カタログ