■斎藤聡の期待と不安
●期待
スポーツカーのZだから、3L、V6ツインターボの405ps/48.4kgmというターボパワー&トルクを軸に、タイヤのサイズアップ、キャスター変更やダンパーの減衰力変更、機械式LSDの装着などを行ったことで走りがどう進化しているかに期待が高まります。
イン側のタイヤをより積極的に使い、トラクション性能を高めることで走りの性能が洗練されているのではないかと想像すると同時に期待しています。
●不安
気になったのはタイヤサイズの速度記号です。新型フェアレディZが装着するタイヤは前255/40R19 96W、後275/35R19 96WのWの部分です。Wは許容最高速270km/hを示しています。
タイヤは許容速度記号によって剛性や乗り味が変わってきます。速度記号が「(Y)」(=300km/h以上)ではないところに、Z34がピュアなスーパースポーツではなくグランドスポーツの気配を感じてしまうのです。
■清水草一の期待と不安
●期待
新型Zについては、基本的に期待しかないよ! なにしろあのノスタルジー感たっぷりのデザインに、あのスカイライン400Rのエンジン(405ps/48.4kgm)が載って、6MTもあるんだから! 中高年カーマニアが欲しいものが全部揃ってる! 細かいことは言いません。完璧です!
価格も、期待どおりというか、期待したよりも安い。まさか500万円ちょいから買えるなんてメッチャ安いやんけ!
ただ現時点(※2022年5月)では、その最廉価グレードの装備がわからないんだよね。たぶんなーんにもついてないんだろうけど。ホイールはテッチンなのか? まあ、それもいいかもしれない!
●不安
そのほかに不安があるとすれば、一番は納期だね。半導体をはじめとする部品不足と注文の殺到が重なって、ひょっとすると「何年待ち」みたいなことになっちゃうのかもしれない。
納期が1年以内くらいだと、現実味があっていいんだけどねー。
■渡辺陽一郎の期待と不安
●期待
フェアレディZへの期待は、今も昔も同じだ。各時代のスポーツカーに必要な走行性能を備えて、後輪駆動も採用しながら、価格をライバル車よりも割安に抑えることだ。
新型のバージョンSは606万3200円(6速MT)だから、先代バージョンSに比べて約122万円高い。新型では衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備が加わり、動力性能は、最高出力が69ps、最大トルクは11.2kgm高まった。そこを考えても約122万円の値上げは割高だが、許容範囲には収まる。
●不安
プロトスペックの価格が割高なこと。プロトスペックは、基本的にはバージョンSTをベースに、アルミホイール、ブレーキキャリパー、本革シートなどを専用色に変更した仕様だが、価格はベース車よりも約50万円高い696万6300円。
しかも販売店では、「プロトスペックは先に公表されたが、納車時期は標準グレードと同じ」という。先に手に入れる優越感も味わえない。
■新型Zの今後の気になる情報
まずは240台限定販売のプロトスペックの話から。予約期間は2月7日から3月24日15時までで、1万人以上の応募があったという。当選倍率はわずか2.4%!! 抽選結果は4月18日に当選者に通知ずみだ。
新型Zのメインマーケットは北米で、日本の割り当ては年間500台程度と言われているため、国沢氏、清水氏も指摘しているとおり、納車の長期化が懸念される。
その新型Zだが、旧型同様にNISMOの設定が有力で、BCでは2023年秋登場と予想している。
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