■松田秀士の期待と不安
●期待
特にボクらの世代はS30を彷彿させるあのシルエットに痺れる。これぞスポーツカーというデザインだ。現行モデルでは若干張りの強い足が気になっていたが、ダンパーを大径のモノチューブにするなど改良して減衰を緩めているという。不整地でのコーナリングの安定性に期待するね。
新型はボディ剛性も進化していることだろうし、ラックアシストタイプのEPSを採用し、キャスター角を増やしたということだから、直進安定性だけでなく転舵時のキャンバー角も増える効果を生むから、コーナリング限界性能も向上すると思う。
●不安
エンジンもトルクもパワーアップしているなかでMTが6速かぁ! 7速ぐらい欲しかったんだけどね。シフトフィールも重く硬く好きではなかったから、今度のはスコスコとシフトできるか? 不安である。
逆にATが9速なのは燃費がどうのこうのというモデルじゃないから、そこまでいるかぁ? という感じです。
■片岡英明の期待と不安
●期待
3LのV型6気筒DOHCツインターボに組み合わされるのは、新設計の9速ATと6速MTだ。どちらも初採用だから、どんな走りを見せるのか、乗る前からワクワクする。リア駆動のハンドリングも気になるところだ。
また、レーシングドライバーの松田次生選手がアドバイスしたメーターも、どんな感じに見えるのか興味深い。コストパフォーマンスが高いであろう標準グレードの価格と装備内容も気になる。
●不安
エンジンはパワフルだが、車両重量は思っていたより重そうだ。どんな走りを見せるのか楽しみだが、ボディが重いと気になるところも出てくるだろう。また、新車は音量規制も厳しくなっているからスポーツカーらしい耳に心地よい排気サウンドを奏でるのか心配な面もある。
オートサロンで話題をさらった精悍な「カスタムプロト」は、あのデザインだと空気が入りにくいらしい。そのままの形で発売になるかどうか気になる。
■国沢光宏の期待と不安
●期待
世界規模で電気自動車推進活動が行われているなか、よくぞ純エンジン車の大出力スポーツカーを出したモンだと感心しきり!
遠からずレクサスから5L、V8搭載モデルも出てくるとウワサされているものの、コストパフォーマンスということで考えたら「普通のクルマ好きでも何とか買える最後のFRハイパフォーマンスモデル」になると思う。
もはや新型フェアレディZにはワクワク感しかありません!
●不安
おそらくオーダー開始とともに作りきれないほど売れると思う。しかも厳しくなる騒音規制など考えたら販売できるのは2026年秋まで。4年間しかありません。
間違いなく売れまくるだろうアメリカ市場を考えると、ランクル300/レクサスLXのように「納期4年」という事態もありうる。
つまり発売と同時にオーダーストップということです。新型Zを欲しいと考えているのなら、即座にオーダーすることを強くすすめておく。
コメント
コメントの使い方