4位、5位は意外なモデルをチョイス?
4番目に選んだのは、トヨタGRヤリスである。たった1.6Lエンジンを搭載するコンパクトカーが、おばけトルクというのには違和感があると思われるかもしれないが、このクルマはホモロゲーションモデルとして作られただけに、おばけっぷりは半端じゃない。
1.6Lの3気筒でもターボにより370Nmの最大トルクを3000rpmで発生する。実際には2000rpmから十分に強力なトルクを発生し、3000から4600rpmの間はブースト圧を制御してむしろトルクが抑えられている印象すらある(GRMNヤリスは390Nm!)。
ターボチャージャーによる過給が大トルクの理由だと思われがちだが、トヨタのダイナミックフォースエンジンは非常に作り込みが深いエンジンで、特にこの1.6Lの3気筒に至っては、完全なスポーツエンジンとして設計されている。
先頃発表されたGRカローラも、同じパワーユニットを搭載するため、同じくおばけトルクと言えるのだが、アクセラのところでも書いた通りとおり、ボディがコンパクトで軽量なほど、クルマの動きはダイレクトになり、加速感も鋭くなるので今回はGRヤリスが一枚上手だとしておこう。
最後に強烈な加速力を示すおばけトルクなクルマとして、日産スカイライン・ハイブリッドを挙げておこう。400Rじゃないのか? と思う人もいるだろうが、今回は特にトルクが最も感じられる発進加速や低速域からの加速に重点を置いている。この領域においてはスカイライン・ハイブリッドはヤバいくらいに速い。
3.5LのV6エンジンはNAながら、290Nmものトルクを発生するモーターを組み合せているので、発進加速はターボなんて比じゃなく、もう1つエンジン(まぁ実際モーター載せてるし)を載せたかのような強烈ぶり。
すでに新車のオーダーはストップしてしまったらしいが、エコよりもスカイラインの野性味を追求したハイブリッドの仕立てには、驚くこと間違いなしなので、ぜひ一度味わってみて欲しい。
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