スポーツカーではおなじみのFR。車のフロント部分にエンジンを積み、プロペラシャフトを介して後輪を駆動するという方式だ。
前輪は操舵、後輪を駆動と役割を分担できるため運動性は上がる反面、プロペラシャフトを収納するスペースで居住性が犠牲になるため、ファミリー向けや商用の車両ではフロントエンジン・フロントドライブが主流となり、FRは少なくなっている。
ここでは少数派となっているFR車にまつわる最近のニュース・出来事を振り返り、どっこい生き残っているFRの息吹を感じてみる。
※本稿は2022年5月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年6月26日号
■GR86/BRZが2代目にチェンジしてデビュー(GR86/2021年10月28日、BRZ/2021年7月29日)
初代同様にトヨタとスバルが共同開発。水平対向4気筒は2Lから2.4Lに排気量アップし、その余裕から走りに幅が出たともっぱらの評判。86はGRのグローバルモデル第3弾としてGR86と車名変更。
GR86がコントロール性を重視したハンドリングなのに対し、BRZは安定志向でスタビリティ追求など、初代以上に両車が差別化されてる。
■車重が986kgのロードスター990Sが大人気!!(2021年12月16日予約開始)
ロードスターが昨年12月に商品改良。全車に高速旋回時にリアを安定させるKPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)を導入。人馬一体を追求するマツダらしいこだわりだ。
同時にバネ下重量を軽減した特別仕様車の990Sを追加し1月末から納車を開始したところ、ロードスターの約31.8%の販売比率となるなど大人気。
■新型フェアレディZの全グレードの価格発表!!(2022年4月25日)
405ps/48.4kgmのハイスペックFRスポーツ、新型フェアレディZには世界中が熱視線を送る。カタログモデルの価格は524万1500〜646万2500円と発表された。6MTで操るのを想像しただけでどんぶり飯3杯いける。発売開始予定の秋が待ち遠しい!!
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