■スペーシアから首位奪還へ!N-BOXが首位に返り咲くには
N-BOXは、モデルチェンジして5年が経過しようとしている。現在モデル末期のクルマが半年以上も納車できない状態が続いては、再び首位に返り咲くのは難しそうだ。
まずは、供給が安定すること。その上で、大量の納車待ちを抱える販売店が、納車祭りを終えて、販売に軸足を置くことが、N-BOX復権への鍵となる。
ホンダ陣営としては、現行型で、もう一度首位に立っておきたいはずだ。首位奪還をしておけば、今後行われるフルモデルチェンジに関しても、「軽自動車No.1のクルマが改良される」と箔がつく。
とはいえ、部品供給ができない状況に変わりはない。スペーシアは、納期が早いことを全面に推して販売してくるだろう。納期の短縮以外にも策がほしいところだ。
販売台数が伸び悩むもうひとつの原因は、商談期間が長くなっていることである。長納期だと、ユーザーは「ゆっくり購入を検討しよう」という心理になる。だから、商談期間を短くする施策が必要だ。期間限定のキャンペーンなどが有効に働くのではないだろうか。
納車ができなくても、N-BOXは受注が取れるクルマである。生産台数が増えれば、自然に首位に返り咲くことも可能なはずだ。
スペーシアが首位を守り切るのか、それともN-BOXが首位奪還するのか、両者の戦いから目が離せない。
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