8000回転までキッチリ回せ!? マツダのロータリーバス「パークウェイロータリー」登場の理由

ボディーは西工!

 マツダのパークウェイは、マイクロバスではあるがバスであることには変わりがなく、シャシーとボディーは別メーカーだった。そのボディーを架装したのは、なんと西日本車体工業だ。

 西日本車体工業は西日本鉄道の子会社だ。事業者がバスを製造する唯一の例で、西鉄バスを中心に多くのバスを製造していたが、通常モデルにも車体を架装した。

 当時は西鉄が地方のローカル線にマイクロバスを導入するためにパークウェイをハイルーフ化して車内で立てるようにしたほか、方向幕を埋め込んで路線バスでの使用を前提として西鉄に納車した。

 現在では小型バスは日野ポンチョやさらに小型の場合はハイエースコミューターを使用する例が多いが、当時は西工ならではのどんなシャシーでも架装する技術で事業者の要求を満足させていた。

 ロータリーエンジンのバスは残念ながら普及しなかったが、たくさんの種類のバスが試行錯誤で作られてた、良き時代であった証でもある。

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