Nレンジは「けん引の時に使うもの」
タクシードライバーの場合は、エンジンが駆動伝達系から切り離されることで、アイドリングで発生するエンジンの「ブルブル」とした振動が遮断され、車内が快適になったような気がして、緊張感から解放される、という理由もあるようです。タクシーのようにお客様を運ぶクルマだと、後席側へ振動を遮断して快適に乗ってもらう、という気配りの一環かもしれません。
ですが、停止時にフットブレーキを踏み続ける行為は、「今はブレーキを踏んでいる」ということを、自らに意識づける効果もあります。もしも長い渋滞に巻き込まれ、しばらくクルマが動く気配がない場合には、Nではなく、Pレンジを使う方が、誤操作も減ります。Nレンジは原則、「レッカー車によるけん引の時に使うもの」と、考えたほうがよく、信号待ちでのNレンジは、使わないほうがいい、というのが筆者の見解です。
【画像ギャラリー】信号待ちで「N」は正解!?? それとも間違い!!?? Nレンジの長所と短所(4枚)画像ギャラリー
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