想定より売れていないの? イマイチウケない国産10台の「なぜ?」を考える

【番外編コラム】新型ステップワゴンは先代以上に評価されていいミニバンになったのか?

6代目となった新型ステップワゴン(ホンダ)は原点回帰をアピール。このAIRとSPADAの2タイプあり、1.5Lターボと2L、e:HEVの2本立て
6代目となった新型ステップワゴン(ホンダ)は原点回帰をアピール。このAIRとSPADAの2タイプあり、1.5Lターボと2L、e:HEVの2本立て

 6代目も見た目の雰囲気がガラリと変わったわけだが、先代のひとクセあるルックスは賛否両論があったことは否めず。

 その点、新型はシンプルすぎる気がしなくないものの、目にして嫌悪感を抱く人などいないはずだ。

 内容的には先代の改良版とも言える進化を感じ、全方位にわたり大きく洗練されている。

 悪くなかったとはいえ全体的に荒削りな感があったことは否めない先代に対し、新型モデルは「欠点は?」と聞かれても即座に答えられないほど完成度が高いように感じている。

 一方で、実際に使っている人からは便利と好評だったわくわくゲートのような目を引く「飛び道具」が新型にはないわけだが、実は表立って目に見えにくい、運転しやすさや視界のよさ、乗り心地など“自然になんとなく”感じる部分の仕上がりが極めて秀逸だ。

 後席の人が乗り物酔いしにくくなるような配慮まである。そうした行き届いた心配りに大いに感心しているところだ。

 そんなわけで、新型は内容的には非常に評価できると思うけど、先代とは違う意味で、見た目の部分の魅力が弱い気がする。

(TEXT/岡本幸一郎)

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