■天涯(KAWASAKI)
輸出専用のオフローダーのため国内での知名度は低めだが、なかなか豪毅なモデル名が魅力。型式名はKL650B。
■蘭(SUZUKI 蘭)
1983年に7万9000円の価格で販売が開始されたスクーター。イメージキャラクターは元・キャンディーズの伊藤蘭を起用した。薄紅色で手書き風に入れられた「蘭」の字がいいアクセントになっている。
■薔薇(SUZUKI 薔薇)
1983年登場。女性ユーザーを対象に、上の「蘭」をさらに軽量かつコンパクトにした。乾燥重量はわずかに41㎏。
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以上、日本人の心の琴線に触れるべく、「粋」な和名を持つモデルたちを紹介してきた。今後は国産メーカーも、国内でも和名で勝負することを主張したい。意外とクルマ離れと言われる若い世代には響きそうな気がする。
【番外コラム】 和名といえば忘れちゃいけないこのメーカー「光岡」
日本企業でありながら、国内販売モデルにはなぜか英語名らしきものを付けたがるところばかりの自動車メーカー。だが、そんななかで「和」の心に重きをおくメーカーがある。ご存知、光岡だ。
現行モデルでは「卑弥呼」、「流儀」、「我流」、「美遊人(ビュート)」といったモデルが。過去には「凌駕」、「麗(レイ)」、「優雅」、「大蛇」などのモデルが存在した。ぜひほかの国産メーカーも見習っていただきたい「和名、万歳!」っぷりなのである。
●Himiko(卑弥呼)
マツダのロードスターをベースに製造。2018年にフルモデルチェンジし2代目に。ベースが現行4代目ロードスターになった。
●Ryugi(流儀)
2代目カローラアクシオがベース。ワゴンモデルも存在する。
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