高速バスのドアに注目! 路線バスに多い折戸はなぜ廃れた!?

ウインドスクリーンの原理で風切り音をカット!

 メーカーもこれを改善するために、マイクの風切り音をカットするウインドシールドやウインドジャマーの原理で、密閉できない折戸下部や前部にフサフサの毛やフィルターを積極的に取り付けて、風切り音をカットする折戸が誕生すると、音の問題は概ね解決された。

スイングドアの例(鹿児島交通・ヒュンダイユニバース)
スイングドアの例(鹿児島交通・ヒュンダイユニバース)

 それでも見た目のカッコよさから、特に観光バスや貸切バスにはスイングドアが主流だが、短・中距離の昼行高速路線で、便数や乗降が多い路線を運行する事業者では、ラインナップから消えた折戸をボディメーカーに発注して、高速車に採用していた。ところが需要が多いので最近ではメーカーオプションで選択できるようになった。

 見た目と密閉性を取るか、開閉の早さによるパフォーマンスを取るかの選択が可能になり、そこに事業者や路線の特徴が垣間見える。折戸の高速バスに乗車する際には、そのパフォーマンスに注目してみると単調な移動もまた面白い(かも)。

【画像ギャラリー】高速バス、折戸のスーパーパフォーマンスに驚愕!!(11枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!