七面鳥を運ぶ仕事の給料は!?
引っ越しがあったりして再び転職もしましたが、なんといっても、つい最近まで勤めていた七面鳥の会社のお給料は、私がアメリカに来て以来勤めた会社の中では、ずば抜けて良かったです。
というのも専門の運送会社ではなく、自社のトラックで自社の荷物を運んでいるわけですから、生産した商品(七面鳥)がたくさん売れれば、雇われる側のお給料も良くなるはずですよね。
それだけではなく、トラックも好みのPちゃん(ピータービルト)だったし。……何よりも故障が少ない、本当に良いトラックでした。
上司や仲間との人間関係もアットホームで、一生居てもいいなと思える会社でしたね。その代わり繁忙期の仕事はクレイジーなくらい忙しかったです。かと思ったらパタッと暇になったり(笑)。
最高に忙しかった時は、一年間で約5万ドル(およそ500万円)もらった事もあります。最後のほうは時給で20ドルもらっていました。ここで稼いだお金は、自分で買うトラックの頭金にする予定です!
O/Oになったらどのくらい稼げるんでしょうかね。きっと人一倍の努力も必要なんだと思います。頑張らなくっちゃ~~!(編集注:PUNKさんはその後トラクタ+トレーラを買いオーナーオペレーターへ転身)
最後に、表は某大手運送会社が、ソロ・カンパニードライバーに払う給料の基準値です。免許取りたてから始まって、運転経験(走行距離数)が増えるごとに給料の値が増えているのがわかりますね。これがチームドライバーになるともう少し数値が上がります。
法規で一日に運転できるのは最高で11時間と決まっています。スピードにもよりますけど一日に平均600~700マイルは走れますので、稼げる金額もだいたいわかると思います。
ただし毎日700マイル以上の荷物とも限りませんし、ドロップ&フック(届け先にトレーラをドロップして、空のトレーラを繋いですぐ次の荷主のところに行く事)の場合でも、利用できる空のトレーラを探すのに時間がかかる場合もあります。
ライブ(同じトレーラを次の荷主のところで使うために、荷降ろし・積込みが終わるのを待つ事)では積込みや荷降ろしに時間がかかれば、一日に走れる距離も少なくなりますので、その分の収入が減ることになります。
ということで、もっと色んなアメリカントラッカーの給料事情があるのですが、今回はこの辺で終わりです(笑)。
*編集部より
その後、PUNKさんに現在のアメリカントラッカーの給料実態を調べてもらった。業種にもよるが、年収は4万ドル〜8万ドルほどとなっているそうだ。
ちなみに日本の西友などを傘下に収めていた(現在も株式を一部保有する)米国のスーパーマーケット世界最大手「ウォルマート」のカンパニードライバーは、新人でも年収11万ドル(長距離ドライバーの場合)になったというニュースが日本でも報道された。
円安が急激に進む直近のレート、1ドル=140円に換算すると11万ドルは約1500万円!! 雇ってもらえるならば出稼ぎに行くのもアリ!?
【画像ギャラリー】日本とアメリカでは給料はどのくらい違う? アメリカントラッカーのリアルな給料事情(6枚)画像ギャラリー