庶民の味方、軽自動車業界の動きが活発になってきた。本企画では、そんな軽自動車業界の最近のニュースを、大きいものからマニアックなものまで7日に渡って取り上げる。第1弾はムーヴキャンバスがムーヴより先にフルモデルチェンジした理由を渡辺陽一郎が解説。そこには深いワケがあった!!? 登場時期、価格についても言及!
※本稿は2022年7月のものです
文/渡辺陽一郎、予想CG/ベストカー編集部、写真/DAIHATSU、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年8月26日号
■ムーヴより先にムーヴキャンバスがモデルチェンジ!
2016年9月に登場したムーヴキャンバスは、2022年7月にフルモデルチェンジを行った。
2014年12月に登場したムーヴはムーヴキャンバスに先を越された。その理由は、次期ムーヴには、ロッキー&ライズと同様の「eスマートハイブリッド」が搭載されるからだ。その開発に時間を要している。
このハイブリッドでは、エンジンは発電を行い、モーターが駆動を担当する。WLTCモード燃費は30km/L前後と良好。
次期ムーヴの価格は、ノーマルエンジンを搭載するベーシックグレードが約140万円、ハイブリッド仕様は20万円高い160万円前後になる。登場時期は2022年の末から2023年の初頭だ。
ムーヴの販売総数の内、60~70%をムーヴキャンバスが占める。ムーヴキャンバスを先にフルモデルチェンジしたほうが、ダイハツ全体の売れゆきを増やしやすい事情もあった。
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